情報化施工の導入などを皮切りにICT活用の場は近年、急速に広がってきた。国は昨年後半に「i-Construction」の概念を提示。新たな基準類も整備して今年度から、一大キャンペーンの勢いで普及に乗り出した。従来と大きく違うのは、部材のプレキャスト化や発注平準化といった異なる文脈で語られてきたテーマも併せて、インフラ整備全体の“体質改善”という大きな目標を掲げた点。「発注者が求めるから…」という姿勢では、この流れを追い風にできない。従来の国策的メニューにとどまらず、自由な発想で活用の場を模索してこそ、ICT本来の導入効果を享受できる。いわば新たなステージの幕開けだ。民間では「半歩先の未来」を予感させる様々な取り組みが増え始めている。
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