カウントダウン2020
目次
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首都圏の巨大魚河岸、千客万来の橋を架ける
豊洲市場整備事業
東京都が整備を進める豊洲市場。築地市場から移転して11月7日に開場するのを前に、工事は大詰めを迎えている。
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盛り土断面が映す果てしなき治水計画
北小岩一丁目地区スーパー堤防整備
東京都と千葉県の境を流れる江戸川の右岸にスーパー堤防を国の事業として整備した。ただし、延長は120mだけ。細切れで整備されるスーパー堤防がつながる見通しは立っていない。
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中央大橋、首都直下の揺れに万全の備え
東京都中央区の隅田川河口付近に架かる中央大橋で、2015年度下期に耐震補強工事が実施された。同橋は1993年に完成した橋長210.7mの斜張橋。
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日本橋の老舗を高層タワーで囲む
日本橋二丁目地区再開発事業
東京都中央区の日本橋二丁目にある2.6haを再開発する。地区内にある国の重要文化財「高島屋日本橋店本館」は保存し、街並みに生かす。2018年度に竣工する予定。
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開かずの踏切、高架化加速の原点
東武竹ノ塚駅付近連続立体交差事業
東武スカイツリーライン竹ノ塚駅付近の延長1.7kmの区間を連続立体交差化し、駅前後の2カ所の踏切を解消する。複々線区間で運転本数が多く、「開かずの踏切」だ。
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2段階で掘る海底の港道
国道357号東京港トンネル建設工事
東京港トンネルは、国道357号として東京都内で唯一の未開通区間だ。東京港の東側に位置する江東区台場地区と、西側の品川区大井地区を長さ約1.9kmの海底トンネルで結び、並行する首都高湾岸線への交通集中を抑える。
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新宿駅に積層する高速バスの新拠点
新宿駅南口の交通基盤整備
国土交通省が進める「新宿駅南口地区基盤整備事業」は2000年に、国道20号甲州街道にある老朽化した新宿跨線橋の架け替え工事から始まった。事業は大詰めを迎え、JRの線路上空に建設中の新宿南口交通ターミナルが16年春に開業予定だ。
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都電の下に潜り込み池袋を駆け抜ける
環状第5の1号線建設工事
東京都豊島区で延長1.4kmのバイパス道路を建設中だ。JR池袋駅前の明治通りの東側に並行ルートを設けて、駅前の渋滞緩和を狙う。
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品川の荒野に山手線最後の街
JR山手線田町・品川間新駅開発工事
東京都港区にあったJR東海道本線の車両基地を縮小して生まれた約13haを再開発する。東京の都心でこれほどの面積の再開発は当面、出てこない見通しだ
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カウントダウン2020 環状2号線
日経コンストラクションでは、4月13日号から「カウントダウン2020」と題するグラビア連載を開始した。2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けて、変貌する首都圏の姿を、写真で切り取っていく。連載初回は、東京都が整備を進めている環状2号線を取り上げた。