カウントダウン2020
目次
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竹芝へ続くオベリスク、湾岸にビジネス拠点を築く
竹芝地区開発計画
JR浜松町駅から竹芝地区に向かう区道に沿って立ち並ぶ歩行者デッキの鋼製橋脚。東急不動産と鹿島が国家戦略特区の認定を受けた竹芝地区開発計画と一体で整備する。
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品川に吹き抜ける新たな街の玄関口
JR山手線田町・品川間新駅開発工事
JR東海道線の特急が走る横で、新駅の建設工事が進む。駅舎の中心に大きな吹き抜け空間が確保されているのが分かる。
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海の中を行く大型クルーズ船への搭乗橋
青海(あおみ)新客船ふ頭ターミナル建設工事
海上に設ける新客船ターミナルと陸とをつなぐ長さ360mの連絡通路橋の工事が進む。写真奥に停泊するオレンジ色の船は、1956年から62年まで活躍した日本初の南極観測船「宗谷」。「船の科学館」の屋外展示施設として係留されている。
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中央道に直接乗り込む仮設ジャンクション
外環道中央ジャンクション建設工事
工事が進む東京外かく環状道路。工事用車両が施工現場のヤードから中央道下り方面へ直接合流できるように、仮橋を設ける。
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巨大団地の中心で清掃工場を建て替える
光が丘清掃工場建て替え工事
東京都練馬区にある1万2000戸の大規模団地、光が丘パークタウン(光が丘団地)。住民の入居開始と同じ1983年に稼働を始めた清掃工場を、最新鋭のプラントに建て替える。
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“渓谷”望む駅上に地盤を架ける
JR御茶ノ水駅改良工事
JR御茶ノ水駅で始まった人工地盤の架設工事。今後、駅西寄りの御茶ノ水橋口側から東寄りの聖橋口に向けて、部材の架設とトラベラークレーンの移動を繰り返す。
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本設と見まがう6年限りの仮設高速
首都高羽田線東品川桟橋・鮫洲埋め立て部更新工事
運河上にある既存の首都高羽田線と護岸との間に、仮設の迂回路を設ける。迂回路は基本的に鈑桁構造の高架橋で、床版や高欄にはプレキャスト・コンクリート部材を多用する。
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渋谷の摩天楼をつなぐ架橋ラッシュ
渋谷駅周辺地区再開発
再開発が進む渋谷駅周辺で、複数の超高層ビルが日に日に天高く伸びつつある。その足元では、限られたスペースを縫うようにして、3つの架橋プロジェクトがそれぞれ東京メトロ、国土交通省、JR東日本によって同時進行中だ。
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丘をくぐり港を目指す、事業6年目の全速前進
横浜環状北西線建設事業
横浜市緑区の北八朔(きたはっさく)発進たて坑に並んだ2台のシールド機。左の写真は首都高速道路会社が発注して大成建設・佐藤工業・東洋建設JVが施工する港北行きトンネル、右の写真は横浜市が発注して安藤ハザマ・岩田地崎建設・土志田建設・宮本土木JVが施工する青葉行きトンネルになる。ともに横浜港北ジャンクシ…
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晴海に開く選手村、住宅団地をレガシーに
晴海五丁目西地区第一種市街地再開発事業
2020年東京五輪の選手村として、東京都中央区晴海にある都有地を再開発する工事が17年1月から本格的にスタートした。
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豊洲への行く手を阻む 難攻不落の築地市場
都道環状2号線整備事業(築地地区)
新大橋通りの下に開削工法で環状2号線のトンネルを施工している。向かい合うビルの間を抜けた後、隅田川を橋で渡り、右端奥の超高層マンション付近へと続く計画だ。しかし、中央奥の築地市場が行く手を阻み、まだ約300mの区間で用地を確保できていない。
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国内最長の沈埋函、東京湾へいざ“出港”
東京港臨港道路南北線整備事業
三菱重工業横浜製作所で約半年かけて製作された東京港臨港道路南北線の沈埋トンネル3号函。出渠(しゅっきょ)に向けてドライドックへの注水が進む。2016年12月28日に撮影。この後、一晩かけて東京湾を横切るように千葉港まで曳航(えいこう)した。
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五輪へダッシュ、空白の1年を取り戻せ
新国立競技場整備事業
新国立競技場の工事現場のすぐ横を、ランナー達が駆け抜けていく。奥は新宿副都心。林立する超高層ビル群は2017年後半、スタンドの工事によって見えなくなる。
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品川に響く掛け声、東海道を付け替える
JR山手線田町・品川間新駅開発工事
JR東日本は11月19日から翌朝にかけて、JR東海道線などの列車を区間運休し、品川駅付近の4カ所で線路切り替え工事を実施した。「よっこい」、「よいしょ」の掛け声に合わせて線路を動かす。車両基地の跡地約13haを再開発する事業の一環だ。
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品川に響く!線路寄せ伝統の掛け声
東京都心最後の大規模案件と期待される田町―品川駅間の再開発。11月19日から翌朝にかけて実施された線路切り替え工事の様子を動画で紹介する。
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環状道路をかき出す直径16.1mの巨大リング
外環道東名ジャンクション建設工事
都心の渋滞緩和などを目指して整備が進む外環道。東京都内では世田谷区の東名JCTと練馬区の大泉JCTを結ぶ約16kmの区間の工事が始まっている。
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地中で進む複々線化、シモキタに“沢”が現れる
小田急線東北沢─世田谷代田間複々線化・連続立体交差事業
東京都世田谷区にある小田急線東北沢─世田谷代田間の延長2.2kmが複線として地上から地下に移ったのは2013年3月のこと。現在は17年度の完成を目指し、地下で複々線化する工事が進行中だ。
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アーチ橋に白亜のベール、都心の渓谷を化粧直し
聖橋長寿命化工事
東京・御茶ノ水の神田川に架かる聖橋が長寿命化工事の真っ最中だ。1927年の完成から間もなく90年を迎える。発注者の東京都は、同橋を将来に残すべき「著名橋」に指定し、歴史的景観の再生に取り組む。ウオータージェット工法で昼夜施工するため、橋は防音パネルで完全に覆われている。2017年春ごろには、新たなモ…
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東京東部の縦軸と横軸を堤防の上で編み込む
首都高小松川ジャンクション新設工事
2015年3月に全線開通した首都高中央環状線の埼玉方面と首都高小松川線の千葉方面との連結路を築く。両線の高架橋は立体交差しているものの、これまで直接、行き来できなかった。ジャンクションの新設によって、渋滞時の代替ルートを増やすほか、周辺の一般道路の交通量を減らす。広大なスペースにジャンクションを設け…
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深夜の路上ライブ、渋谷に集う建機の競演
渋谷駅周辺地区再開発
再開発が目白押しの渋谷駅周辺。今、建設機械が最もにぎやかに稼働する場所の一つだ。西口広場の真ん中では16年春から、東京急行電鉄の発注で毎晩のように杭打ち工事が行われている。