利用者の評価
利用者の声 昼と夜で違った景色が楽しめる
展望台の改修や、回廊形式のプランへの評価は高く、「駐車場やトイレがきれいに整備されて安全になった」(20代女性)、「長崎の港や街がパノラマ状に見渡せて、稲佐山からの夜景よりも好き」(50代男性)、「昼と夜で違った景色が楽しめる」(40代女性)と喜ぶ声が目立った。
一方、「展望台への遊歩道を整備してほしい」、「1階展望デッキの眺望が樹木に邪魔されている」、「ベンチがもっとほしい」などの要望も多かった。
事業者の説明
展望台へのアプローチ経路については、展望台北側の園路(延長約160m)の改修工事を行い、2017年8月末に完成。園路とつながる公園外の歩道(延長約300m)は、今後、改修する方向で検討を進めている。
また、来園者の要望に応える形で、16年冬に移動式のベンチを5基設置した。17年8月末までに固定式ベンチを10基新設するので、活用してほしい。
展望台周辺の樹木は保安林に指定されており、伐採には県の許可が必要になる。今回の整備で大幅に伐採したが、今後も定期的に実施する計画だ。伐採のタイミングは、樹木の繁茂状況を見ながら判断したい。(長崎市まちづくり部みどりの課の坂本明洋氏)
(日経コンストラクション2017年6月26日号掲載)