連載
河川法改正20年目の挑戦
目次
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堤防の壊れ方を知れば、「逃げる」役に立てる
藤田光一・国土技術政策総合研究所所長インタビュー
堤防の浸透破壊の現象を再現してメカニズムを知り、危険箇所の選定精度の向上や水防活動、危機管理の高度化につなげる――。国土技術政策総合研究所の藤田所長に、堤防の最前線の研究動向について聞いた。
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川が”森”になる、北海道豪雨が見せた脅威
中村太士・北海道大学農学研究院教授インタビュー(後編)
山や川の資源利用の変化が川の樹林化につながっていることに危機感を持つ北海道大学大学院農学研究院教授の中村太士氏。「流木被害が増えているから木を伐採する」という対症療法的な解決策は危険だと説く。
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多自然川づくりの評価、写真だけではお粗末
中村太士・北海道大学大学院農学研究院教授インタビュー(前編)
国土交通省が法改正20年の検証で立ち上げた「多自然川づくり推進委員会」の委員でもある北海道大学大学院農学研究院の中村太士教授。多自然川づくりのさらなる発展に向け、解決すべき課題について聞いた。
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「ダムを造りたいから」ではありません
尾田栄章・元建設省河川局長インタビュー(後編)
1997年の河川法改正の重要な柱となった「住民意見の反映」。どのようなやり方が適切なのか? 20年たった今もまだ試行錯誤が続く。
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「河川は管理させてもらっている」、薄れがちに
尾田栄章・元建設省河川局長インタビュー(前編)
治水、利水に加えて「環境」を目的に位置付けた1997年の河川法改正から20年。改正当時、旧建設省河川局長だった尾田栄章氏に法改正の真意を聞いた。