ねっとわーく 読者から
目次
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受注してくれない地方の小規模工事
佐川 徳和(48、自治体)
地元の建設会社が作業員の高齢化や人材不足などによって廃業に追い込まれるケースが増え、事業の推進が困難になってきている。そんななかで最近、新たな課題が出てきた。不調や不落の多発だ。
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土木に憧れだけでなく進学を
玉田 和也(53、高等専門学校教員)
最近、小学生や中学生を対象とした土木の現場見学会が実施されている。土木に興味を持ってもらうには良い取り組みだと思うが、それだけでは不十分だ。
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草に埋もれた橋は必要?
伊藤 琢弥(38、自治体)
自治体の建設課で、橋の維持管理に携わっている。2014年の道路法改正で、道路橋の定期点検が義務化されてから4年目を迎えた。
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あえて明かす読者投稿欄の舞台裏
先日、技術士などの受験指導をしている建設コンサルタント会社役員との雑談で、日経コンストラクションの読者投稿欄「ねっとわーく」への投稿者は筆が立つと認識されていることを知り、少々複雑な気持ちになった。
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女性が活躍できるのは役所だけ?
匿名希望(42、自治体)
私は今、女性土木技師として、また2児の母親として忙しい毎日を送っている。仕事は忙しいが、幸い理解のある夫の協力のおかげで、週に2回程度の残業をして、なんとか回している。
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若者に業界の魅力をPR
一願 稔(64、建設コンサルタント)
高度経済成長期に造られた高速道路や橋梁、下水道といった社会インフラが当初想定されていた50年という耐用年数を迎えている。
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過労撲滅には発注者が処罰を
匿名希望(51、建設会社)
新国立競技場の工事現場で働いていた建設会社の若手技術者が、過労が原因と思われる自殺をし、日経コンストラクション8月14日号など様々なメディアで広く報じられた。それをきっかけに、建設会社の時間外労働を減らすべきだと訴える声が業界の内外で高まっている。
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インフラと共に古い考え方を更新
林 桂樹(40、自治体)
自治体の水道関連の部署で上水道施設の更新計画を担当している。
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現場調査を下請け任せにするな
岡村 篤(65、地質調査会社)
ボーリング調査などによる地盤情報の収集を下請けに任せる地質調査会社が増えている。私の地元の同業他社で、自ら現場調査を実施しているのは1割にも満たない状況だ。このままでは、報告書の精度低下や業界の信頼低下につながってしまうのではと気が気でない。
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監理技術者制度が足かせに
岡本 己勝(63、建設会社)
建設業界が監理技術者制度に翻弄されている。人材不足が続く状況のなかで、建設会社の企業人事を拘束し、応札や工事運営における「足かせ」になってきている。
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使いにくい自治体の発注情報
匿名希望(43、建設コンサルタント会社)
全国展開している建設コンサルタント会社で営業部門の責任者をしており、県や市町村による測量・設計業務の発注量や金額の動向を把握するのにいつも苦労している。
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残業制限で育てる時間がない
鶴見 洋平(45、建設会社)
建設会社で現場の所長をしているが、直属の部下は2年目、3年目の社員しかおらず、教育に苦慮している。
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25年前は考えられなかった仕事
匿名希望(52、自治体)
市役所の土木技術者として採用され、3月末で25年を迎えた。振り返ってみると最初の10年はインフラ整備で忙しく残業続きだった。その後の10年は──
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技術継承のために新設も
匿名希望(33、建設コンサルタント会社)
地方都市で建設コンサルタントとして、橋梁などの構造物設計に従事している。東京のような大都市はオリンピックバブルもあって新設の構造物が多く建設されているが、地方では新設の仕事はあまりお目にかかれない。
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国土を守る意思持つ若者に
宮城 健(70、建設会社)
土木・建設業界に対して世間の人々はいまだに汚いだとか、しんどい仕事だとかといった考え方が多数だ。我が社でも昨年度はどうにか高卒の新入社員が1人入ったが、今年度はついにいなくなった。
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「大変だがやりがい」は効果なし
匿名希望(38、建設コンサルタント会社)
社員数100人ほどの東京都内の建設コンサルタント会社に勤めている。平均で月50時間程度の残業があり、休日出勤も多い。
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子どもに見せたい建設「凄ワザ」
下村 一夫(51、建設会社)
建設業界で人材の確保が課題となっている。私のような技術者と現場作業を担う技能者は工事を進める車の両輪だ。
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技術士にふさわしい普通の業務
他谷 恒治(56、建設会社)
技術士の建設部門の取得を目指している。日経コンストラクションの連載記事「技術士一直線」の内容について要望がある。
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公務員に転職したら多忙だった
匿名希望(43、自治体)
建設会社の技術者として施工管理などに携わった後、ある自治体に入庁。土木系職員として工事発注や現場管理、積算などの業務を担っている。官の職場は民時代にイメージしていた以上に多忙だ。ゆとりがなく、災害査定業務などが発生すれば、休日出勤もたびたびだ。
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「お父さんと同じ仕事がしたい」
岩永 幹(45、建設会社)
地方の建設会社で営業や積算などに携わっている。先日、小学4年生の息子に「大人になったらお父さんと同じ仕事がしたい」と言われ、反射的に「お父さんの仕事ではなく、公務員になりなさい」と答えてしまった。