ニュース i-Construction
目次
-
トンネル覆工の出来形を5分で評価
佐藤工業は、日本ユニシス子会社2社と共同で、山岳トンネルの覆工コンクリートの出来形を3次元データで管理するシステム「トンネルマイスター」を開発した。
-
港湾の設計効率化、技術基準を11年ぶり大幅改定
国土交通省は、港湾施設の建設や維持管理に用いる技術基準を11年ぶりに大幅改定する。関係する法令を18年4月1日に施行する。
-
桟橋下を無人ボートが撮影、劣化度を自動診断
五洋建設は、カメラを搭載した無人の小型ボートを遠隔操船して桟橋の下面を撮影し、劣化の度合いを自動判定する調査・診断システムを開発した。これまでに約1万m2の桟橋で試験を実施し、効果を確認している。
-
トンネルの掘り残しをわずか1分強で特定
鹿島は演算工房(京都市)と共同で、山岳トンネルの発破後に生じる掘り残しをわずか1分強で特定する「アタリガイダンスシステム」を開発した。
-
ICT施工でCO2排出量はどれだけ減る?
環境省は、ICT(情報通信技術)の活用で建設業の二酸化炭素(CO2)排出量をどれだけ抑制できるか初めて検証する。1月19日、検証業務の委託先を三菱UFJリサーチ&コンサルティングに決めた。
-
シールドのトラブル予兆を自動で見抜く
西松建設は、稼働中のシールドマシンから掘進状況など様々なデータを集めて統計処理することで、起こり得るトラブルを早期に予測するシステム「NS-BRAINs」を開発した。
-
「カラオケ技術」でやり取りスムーズ、監督員の負担減
ウェブ会議サービスなどを手掛けるブイキューブと国土交通省東北地方整備局は共同で、離れた場所にいる工事関係者がネットワークを通じて映像や音声をリアルタイムに共有するシステムを、復興道路の現場に試行導入した。
-
AIで地滑り地形を「空」から把握
アジア航測は、航空レーザー測量で得られる詳細な地形画像から、人工知能(AI)によって土砂災害のリスクが高い箇所を自動で判別する手法を開発した。
-
供用トンネルへの近接施工の影響は? 車止めずに監視
大成建設は、トンネルの掘削現場に隣接する供用トンネルで、施工の影響で生じる形状変化を簡易に監視する技術を開発した。
-
人手を9割減!リング形プレキャストトンネル
鹿島は、開削トンネルをリング状に組み上げたプレキャスト・コンクリート部材で構築する「スーパーリング工法」を開発した。現場打ちでボックスカルバートを築く場合と比べ、現場に必要な人員を約9割削減できる
-
AIと映像で舗装点検、ひび割れ率や平たん性も表示
NTTコムウェアは、人工知能(AI)を使って道路の映像から舗装のひび割れの有無を検出するシステムを改良し、国土交通省の点検要領で求めるひび割れ率、平たん性、わだち掘れを算出・表示する機能を拡張した。
-
ICT土工初弾の砂子組など12者、第1回i-Con大賞
国土交通省は、ICT(情報通信技術)活用による優れた取り組みをした建設会社などを表彰する「i-Construction大賞」の第1回受賞者を決定し、12月11日に公表した。
-
高欄を自走するロボットカメラ、橋の側面を自動点検
三井住友建設は、橋梁を自動で点検する自走式のロボットカメラを開発した。コンクリート製の壁高欄に設置して、橋の側面や底面を点検できる。
-
ダムの型枠作業が全自動、1人で対応可能に
鹿島はダムのコンクリート打設で、一連の型枠作業を全自動化するシステムを開発した。
-
橋の振動・傾きを遠隔監視、電池で5年間稼働
OKI(沖電気工業)は、橋梁の床版や桁、鉄塔といったインフラ構造物の健全度を遠隔で監視する「無線加速度センサーシステム」を開発した。センサーの設置に配線工事は不要。内蔵する電池で5年以上稼働できる。
-
5工種でCIMの納品基準、国交省が18年度まで
国土交通省は、CIMで扱う3次元モデルに付与する寸法や属性情報などの基準を整備する。工種別に検討を進め、橋梁と土工は今年度、トンネルとダム、河川は来年度中にまとめる考えだ。
-
全国初の「ICT砂防」、ドローンで3次元測量
国土交通省中部地方整備局は、ドローンによる3次元測量などを取り入れた「ICT砂防」を試行する。
-
新技術「お見合い」で5件成立、年内に試行
国交省が設立した産官学の連合体「i-Construction推進コンソーシアム」は、現場の課題(ニーズ)と、それを解決する技術(シーズ)を組み合わせる「マッチング」を完了し、現場で試行する5件を決定した。
-
プレキャスト製品の活用拡大へ、採用基準を明示
国交省は、コンクリート工の生産性を高めるため、内空断面積が40m2以下のボックスカルバートと壁高5m以下のL字形擁壁で、プレキャスト製品を採用する方針を固めた。
-
AIが地山変化をピンポイントで指摘、切り羽の写真から
大林組は人工知能(AI)を使い、山岳トンネルの切り羽の写真を細かく分割して地山の状態を評価するシステムを開発した。想定外の地山の変化にもピンポイントで対応しやすくなる。