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2017年版 技術士第二次試験 建設部門 合格指南

はじめに

2017/03/02

 2013年度(平成25年度)の技術士試験の改正から4年がたちました。4年間の出題形式や出題数などは同じで、この傾向は17年度も続くと思われます。

 本書は受験対策で欠かせない情報を毎年、提供してきましたが、改正以降の4年間で明らかになった傾向を踏まえて、改めて受験者のためのバイブルとして、ノウハウを紹介したいと考えています。

 皆さんの周りにはたくさんの先輩技術士や受験経験者がいるかもしれません。しかし、改正後の出題傾向はそれ以前とかなり異なるため、先輩方の情報は参考にならないケースも考えられます。なおさら、本書の使命感を感じます。

 これまで多くの受験指導をしてきた私たちだからこそ、受講生からの生きたフィードバックも盛り込むことができます。より実践的なアドバイスを提供している点も本書の特徴です。

 技術士第二次試験では、択一式や論文形式の筆記試験で専門知識や応用能力、課題解決能力について確かめた後、合格者に対して面接形式の口頭試験を実施し、技術士としてふさわしいかどうかを判定します。多くの受験者は実務経験を7年(受験資格によっては4年)以上積み、技術士にふさわしい業務を日ごろから行っていますので、合格に値する能力は持っています。例えば、選択科目の「道路」で受験するのに、「道路構造令」について知らない技術者はいないでしょう。しかし、試験に合格するには日常の業務を論文形式で表現でき、面接で伝えることができなければなりません。つまり、ノウハウが存在します。

 これらを考慮して、本書では記述式試験での表現方法や口頭試験での解答方法のノウハウを紹介しています。さらに、短期間で効率良く合格レベルの論文が作成でき、口頭試験で適切な解答ができるように工夫してあります。

 特に、記述式試験への対策方法を示した第4章では、建設部門の全11科目に対して多くの出題テーマを予測し、それらに対する解答のポイントを充実させました。これだけで記述式の対策ができてしまうくらいに仕上げています。きっと皆さんの勉強に大きく役立つ部分だと確信しています。

 口頭試験で重視される業務経歴票の記述内容も試験の一部と考えられますし、筆記試験では択一式と記述式が課せられます。これらの書き方や解答のポイントについて、章を分けてそれぞれ解説します。

 第1章で、改正後4年目となった2016年度の試験の内容を基に、出題傾向や勉強方法などについて概説しています。第2章では業務経歴票の記入方法や注意点について、良い例と悪い例とを比べながら紹介しています。さらに、経歴の記述にあたってよく寄せられる質問を、回答と併せて整理しました。

 第3章には、択一式の出題傾向や対策方法に加え、予想問題を厳選して掲載しています。重要なテーマやキーワードを押さえてください。特に15年度から択一式による足切りが始まっており、択一式の対策は侮れません。幸い、出題範囲は固まってきましたので、やみくもに勉強するのではなく、この章で示している範囲を中心に勉強してください。

 第4章は、記述式論文の書き方です。「専門知識と応用能力、課題解決能力」を問う論文に対して、想定した出題テーマを基にそれぞれ論文の構成や記述内容について解説しています。表0.1の選択科目のうち、受験者の多い8科目を対象に、論文例(解答例)も掲載しました。

表0.1 建設部門の11の選択科目

 この4章には、過去4年間の出題内容を分析したノウハウも盛り込んでいます。選択科目ごとに分けて取り上げていますが、自分の選択科目だけではなく、4-2節の表を参考に関連する科目にも目を通しておくことをお勧めします。論文の書き方や表現の方法などが役立つからです。例えば、鋼コンクリートで受験する方もそれが道路構造物なら、必ず道路政策の影響を受けて出題されます。したがって、道路の部分も併せて読んでいただければと思います。

 第5章では技術論文の書き方を、第6章では改正後に実施された実際の口頭試験の内容を踏まえて、筆記試験の当日から口頭試験終了までの取り組み方をそれぞれ説明しています。想定される質問や解答例などもまとめました。

 改正によって、記述式は出題数が減少しました。しかも、試験時間も短縮されました。試験の当日、問題を見た瞬間に書き始めないといけないような試験になりました。したがって、綿密な準備が欠かせません。ぜひ、本書を参考に対策をして、合格を勝ち取ってください。

 2018年3月には、晴れて皆さんが「技術士」になられることをお祈りしております。

 2017年3月吉日

執筆者代表
株式会社5Doors’代表取締役 堀 与志男

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2017年版 技術士第二次試験 建設部門 合格指南

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  • 日経コンストラクション(編)
  • 定価:本体3,500円+税
  • 発行日:2017年3月6日
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