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福島第一原発・工事秘録

異例ずくめの原発カバー工事が始まった

1号機原子炉建屋カバー工事編(第1回)

2017/01/17

書籍「すごい廃炉」の予約受け付けを始めました

福島第1原発の廃炉に向けた巨大な工事現場の7年間を、日経の建設専門誌による取材記事と篠山紀信の写真で切り取った唯一無二の記録です。

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  • 篠山 紀信(写真)
  • 木村 駿(文)
  • 日経コンストラクション(編)
  • 定価:本体2,700円+税
  • 発行日:2018年2月20日
  • 詳細・目次一覧

 東京電力福島第一原子力発電所の事故から、2017年3月で丸6年。読者の皆さんは、爆発する原子炉建屋を捉えた衝撃的な映像を、鮮明に記憶しているのではないでしょうか。一方、福島第一原発で今何が行われているかと聞かれて、説明できる人はかなり少ないかもしれません。

夜明け前の東京電力福島第一原子力発電所。写真中央右が1号機原子炉建屋。2016年11月10日撮影(写真:日経コンストラクション)

 廃炉に向けて毎日6000人が働く現場では、様々な工事や作業が同時並行で進んでいます。その目的や内容を正確に理解しようとするだけで、大変な労力が伴うでしょう。燃料取り出し用カバー、凍土遮水壁、多核種除去設備、フェーシング――。耳慣れぬ用語の氾濫が、さらに理解を難しくしています。

 筆者はこれまで、主に建設会社の技術者に取材を重ね、廃炉に向けた作業の進捗をお伝えしてきました。ただし、断片的なリポートにとどまっていた点は否めません。

 そこで、1号機原子炉建屋に関する工事について、日経コンストラクションと兄弟誌の日経アーキテクチュアで報じてきた内容に加筆した上で再編集し、全7回に分けてウェブ上で連載することにしました。延々と続く工事のこれまでとこれからを、なるべく分かりやすくお伝えする試みです。連載は毎週火曜日を予定しています。

■連載の目次(予定)
第1回:異例ずくめの原発カバー工事が始まった
第2回:62パーツの“一夜城”
第3回:成功率100%が絶対条件
第4回:敵は放射能と「風」
第5回:「解体」は造るより難しい?
第6回:人馬一体で「針の穴」を通す
第7回:がれきに咲いた花

※タイトルは変更する可能性があります。

 他に類を見ない工事に挑んでいるのは、皆さんと何ら変わらない建設技術者です。彼らの物語には、苦境を打開するためのヒントがぎっしりと詰まっています。

 廃炉費用の増大が課題となるなか、国民として国のエネルギー政策や東京電力の振る舞いに関心を持ち続け、その是非を判断する一助にもして頂ければ幸いです。それでは、連載第1回をご覧ください。

木村 駿日経コンストラクション

俺たちが土木を変える!──2018年1月22日号を公開しました

前例や慣習にとらわれず、土木業界に新しい風を吹き込む存在が求められている。編集部ではそんな変革を実践し続ける10人を、業界の内外から選んだ。彼ら「テクノロジスト」の生き様から、今後の土木業界を展望する。
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