東海道線支線を七条通の横断歩道橋に
地上から現場を見ると、七条通真上のホームと駅舎が先行して出現しているのがわかる。クルマや歩行者の往来が多い七条通の真上を新たな高架橋に架け替え、東海道線支線梅小路高架橋と山陰線七条高架橋の間や、梅小路公園内に作業ヤードを設けた。
今後、駅舎と七条通架道橋の前後に少なくとも6両編成分以上の長さのホームが設置される予定だ。
また、京都市が事業主体となる新駅周辺施設整備も進む。新駅周辺の歩行者空間を整備し、バス駐車場を効率よくコンパクトに再整備する「梅小路公園再整備」は、事業費3.3億円。
さらに京都市は、2016年に廃止が決まった東海道線支線の梅小路高架橋(貨物線)を活用し、横断歩道橋として整備。京都鉄道博物館を向く新駅と、北側の京都市中央卸売市場側を結ぶ歩行者ルートに転換するために、この旧梅小路高架橋に屋根を設置する予定だ。事業費は5.2億円。両事業とも、2018年度の完成を目指す。