夜を徹して七条通架道橋を架け替え

七条通を背にして、新駅の駅舎建設現場を見る。駅舎は南側にある京都鉄道博物館を向く。地上と2階部分を結ぶエスカレーター設置用の空間も見える(写真:大野 雅人)
七条通を背にして、新駅の駅舎建設現場を見る。駅舎は南側にある京都鉄道博物館を向く。地上と2階部分を結ぶエスカレーター設置用の空間も見える(写真:大野 雅人)
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 山陰線の京都―丹波口間に造る新駅ホームは、電車内からも確認できる。京都を発った下り電車からは、七条通を越える直前で駅舎部分のコンクリート構造物が見える。ホームと同じ高さの構造物には、1階改札エリアへと続くエスカレーター設置用の空間も見えた。

 また、七条通の真上に鋼鉄製のホームが見える。この七条通架道橋は、9月30日の夜から翌朝6時頃まで、一部列車を運休させ架け替え工事を実施した。

既存の七条高架橋と、新たに設置された七条通架道橋の継ぎ目。新七条通架道橋の下には、仮で支える鉄製の柱が見える(写真:大野 雅人)
既存の七条高架橋と、新たに設置された七条通架道橋の継ぎ目。新七条通架道橋の下には、仮で支える鉄製の柱が見える(写真:大野 雅人)
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梅小路公園内に退避させた旧七条通架道橋。比較的にきれいな手前の高架橋が、複線化時に新たに設置された線路(写真:大野 雅人)
梅小路公園内に退避させた旧七条通架道橋。比較的にきれいな手前の高架橋が、複線化時に新たに設置された線路(写真:大野 雅人)
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 七条通に架かる鋼製の高架橋を切断し、現場付近に待機していた新たなホーム一体型高架橋と入れ替え、既存線路とつなぎ合わせる作業が夜を徹して行われた。取り外された古い高架橋は、新駅設置現場のすぐ脇の梅小路公園内に退避させた。