医療機関、集合住宅、庁舎、オフィスなどの低層建物を想定(資料:ブリヂストン)
医療機関、集合住宅、庁舎、オフィスなどの低層建物を想定(資料:ブリヂストン)
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必要な強度を維持しながら取り付け部をコンパクト化した(資料:ブリヂストン)
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 ブリヂストンは、3~5階建ての低層建物向けの免震ゴム「低層建物用免震ゴムX3Rシリーズ」を開発し、9月1日に販売を開始した。

 免震ゴムの働きは建物の各柱の下に設置することで建物全体を支え、地震の揺れのエネルギーを吸収することだ。免震ゴムがその役割を果たすためには、建物の荷重がある程度必要とされる。ところが低層建物では荷重が小さく、一般的な免震ゴムでは硬すぎて揺れのエネルギーを吸収することができない。そのため、低層建物を免震構造にするためには多大な手間とコストが必要な場合が多かった。今回発売した「低層建物用免震ゴムX3Rシリーズ」は、低層建物でも手軽に免震構造にしたいというニーズを受けて開発したものだ。

 ゴムに含まれるカーボンや架橋剤(ゴム同士を結合させる化学物質)、充填剤などの量を最適に配合し、同社製の高減衰ゴムとしては最も低い弾性を持つ超低弾性高減衰ゴムを開発した。薄いゴムと鋼板を交互に積層することにより、上下(鉛直)方向には硬く、水平方向には柔らかい性能を発揮。鉛直方向には建物を支える機能を、水平方向には地震の揺れを吸収する機能を有している。

 サイズは、ゴム外径が直径600mm、700 mm、800 mmの3種類。ゴム厚さは160 mm(HMシリーズ)、200 mm(HNシリーズ)の2種類。建物面積が小さい建物を想定し、取り付け部のフランジは従来の丸型フランジから寸法がやや小さい8角形とした。

 価格は、要問い合わせ。

問い合わせ先:ブリヂストン
電話:0120-39-2936
URL: http://www.bridgestone.co.jp/

※無料で本資料の全文をご覧いただけます

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