屋根の形状に合わせた7種類の形状のバリエーションで、より自由度の高い組み合わせができる(資料:京セラ)
屋根の形状に合わせた7種類の形状のバリエーションで、より自由度の高い組み合わせができる(資料:京セラ)
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 京セラは、7種類のモジュールによって、同一屋根における搭載容量を従来品に比べて大幅に向上させた太陽光発電システム「RoofleX(ルーフレックス)」を2016年4月から順次発売する。太陽電池セルと太陽電池モジュールの変換効率を高めて、総発電量も向上した。

 尺寸法で建てられる住宅に合わせ、「RoofleX」のモジュールは尺寸を考慮したサイズを採用した。セル同士の配列間隔をミリ単位で細かく設定し直すことで、尺寸法に合わせた7種類の専用モジュールを開発した。これにより屋根形状に合わせ、豊富な組み合わせが可能となった。同一屋根におけるモジュール搭載率を、従来品と比べて最大約30%向上させた。

 「ForZ(フォーズ)」技術を採用し、セル1枚あたりの発電量をアップさせた。「ForZ」は、セルの裏面に形成した表面改質層により、従来失われていた電子を取り込み、高い発電効率を生み出す同社の新技術だ。

 モジュール全体の出力も向上させた。モジュール表面に低反射ガラスを採用し、太陽光の反射を低減してより多くの光を取り込み、電気に変換できる。また、セルとガラスの間に独自開発の特殊封止材を充填することで、これまで電気に変換できていなかった短波長の光も取り込むことが可能となり、より効率的に発電する。

 希望小売価格は、最大寸法モジュールで17万6800円(公称最大出力260W、W1470×L990×H36mm、税別)。

問い合わせ先:京セラ
電話:0120-58-0526
URL: http://www.kyocera.co.jp/

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