4月16日未明に発生した本震から1日がたった熊本駅前の様子を、日経アーキテクチュア記者・江村英哲と日経コンストラクション記者・木村駿の写真でお伝えする。

閑散とした熊本駅周辺。右手に見える高層ビルは、5枚目、6枚目の写真の高層マンションとは別の建物(写真:日経コンストラクション)
閑散とした熊本駅周辺。右手に見える高層ビルは、5枚目、6枚目の写真の高層マンションとは別の建物(写真:日経コンストラクション)
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西沢立衛建築設計事務所がデザインした雲形の水平屋根。大きな被害はなさそうだ(写真:日経アーキテクチュア)
西沢立衛建築設計事務所がデザインした雲形の水平屋根。大きな被害はなさそうだ(写真:日経アーキテクチュア)
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 いつもは観光客でにぎやかな熊本駅前だが、JRも市電も運休していて、閑散としている。

 駅の東側に目をやると、大型のホテルの外壁タイルの一部がはがれ落ちてなくなっている。

駅に近い大型ホテル。曲面を描いた部分の外壁タイルが一部なくなっている(写真:日経アーキテクチュア)
駅に近い大型ホテル。曲面を描いた部分の外壁タイルが一部なくなっている(写真:日経アーキテクチュア)
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ホテルの足元には仮囲いが設置されている(写真:日経アーキテクチュア)
ホテルの足元には仮囲いが設置されている(写真:日経アーキテクチュア)
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 駅近くの高層マンションの外壁にも数多くの亀裂が見られる。

駅に近い高層マンション。多くのひび割れが確認できる(写真:日経アーキテクチュア)
駅に近い高層マンション。多くのひび割れが確認できる(写真:日経アーキテクチュア)
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高層マンションの外壁。各階に横方向の亀裂が見られる(写真:日経アーキテクチュア)
高層マンションの外壁。各階に横方向の亀裂が見られる(写真:日経アーキテクチュア)
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 記者が宿泊したホテルの向かい側にあるビルの壁面にも、せん断と考えられるひび割れがずらりと並んでいた。

記者が起床して雨が上がったか確認しようとカーテンを開けると、せん断ひび割れがずらり(写真:日経コンストラクション)
記者が起床して雨が上がったか確認しようとカーテンを開けると、せん断ひび割れがずらり(写真:日経コンストラクション)
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 今後は、こうした高層建物の被害状況も明らかになっていくだろう。

〈追記〉1枚目の写真キャプション中、右手に見える高層ビルは、5枚目、6枚目の写真の高層マンションとは別の建物である旨を追記しました。(2016年4月22日14時20分)