4月16日の午後1時少し前、日経アーキテクチュアの江村英哲記者は、熊本県宇土市役所本庁舎に到着した。被害の状況を写真でお伝えする。

宇土市役所本庁舎遠景(写真:日経アーキテクチュア)
宇土市役所本庁舎遠景(写真:日経アーキテクチュア)
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 4月16日の未明の地震により、4階部分が押しつぶされ、倒壊寸前にも見える。

宇土市役所本庁舎全景(写真:日経アーキテクチュア)
宇土市役所本庁舎全景(写真:日経アーキテクチュア)
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 宇土市役所本庁舎は、1965年5月の竣工から51年経過して老朽化が著しく、さらに耐震性が問題視されていたことから、新市庁舎の建設検討委員会を設けて検討を行っていた最中だった。

押しつぶされた4階部分(写真:日経アーキテクチュア)
押しつぶされた4階部分(写真:日経アーキテクチュア)
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建物のコーナー部分(写真:日経アーキテクチュア)
建物のコーナー部分(写真:日経アーキテクチュア)
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 江村記者によると、「宇土市役所の撮影中(16日13時ごろ)に大きめの余震あり。揺れに合わせて建物からミシミシと音が響く。強い揺れには持ちこたえられそうにない」とのことだ。