BRTが発着する「東京の玄関口」に

 東京五輪前の2019年度に、2つの超高層タワーが先行して竣工する予定だ。

虎ノ門ヒルズビジネスタワーの外観イメージ(資料:森ビル)
虎ノ門ヒルズビジネスタワーの外観イメージ(資料:森ビル)
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 その1つが、虎ノ門ヒルズ森タワーの北側に建設するビジネスタワー。地下3階、地上36階建て(高さ約185m)の鉄骨造で、延べ面積は約17万3000m2。約9万4000m2のオフィスと約6300m2の商業施設が入るオフィスタワーだ。大企業とベンチャー企業の交流拠点として、4階には約3000m2のイノベーションセンターも開設する。

虎ノ門ヒルズビジネスタワーのイノベーションセンターのイメージ(資料:森ビル)
虎ノ門ヒルズビジネスタワーのイノベーションセンターのイメージ(資料:森ビル)
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虎ノ門ヒルズビジネスタワーの内観イメージ(資料:森ビル)
虎ノ門ヒルズビジネスタワーの内観イメージ(資料:森ビル)
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 特徴は、1階に設置する約1000m2のバスターミナルだ。都心と臨海部を結ぶBRT(バス高速輸送システム)や、空港リムジンバスが発着できる。日比谷線の虎ノ門新駅や既存の銀座線・虎ノ門駅とも連結し、「世界と都心をつなぐ東京の玄関口として機能させる」(辻社長)。2020年東京五輪の開催時は、選手村と新国立競技場など各競技会場を結ぶ交通の結節点となる。

虎ノ門ヒルズビジネスタワーのバスターミナルイメージ(資料:森ビル)
虎ノ門ヒルズビジネスタワーのバスターミナルイメージ(資料:森ビル)
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 施行者は虎ノ門一丁目地区市街地再開発組合。設計は森ビルが担当。外装デザインはドイツの設計事務所、インゲンホーフェン・アーキテクツ、商業施設の内装デザインをインテリアデザイナーの片山正通氏が率いるワンダーウォールが担当する。16年度に着工、19年度の竣工を目指す。

虎ノ門ヒルズビジネスタワーの低層部イメージ(資料:森ビル)
虎ノ門ヒルズビジネスタワーの低層部イメージ(資料:森ビル)
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