3月31日、心臓発作により死去した建築家のザハ・ハディド氏。世界で活躍する建築家として、さまざまな作品を世の中に残した。それは建築物だけにとどまらない。時にはブランド店の内装を手掛けたり、斬新なソファをデザインしたりした。
今回は、追悼の意味を込めて、日経アーキテクチュアがこれまでに報じてきた記事のなかから、ザハ氏の7つの作品を改めて見ていきたい。一部の記事は、4月8日までの期間限定で無料公開する。なお、記事の内容は報じた当時のままで、建物によってはすでになくなっているものがあるのでご了承いただきたい。
アクアティクス・センター(英国ロンドン)
2012年のロンドン・オリンピックでは、水泳競技場のアクアティクス・センターをザハ氏が手掛けた。流線形のロングスパンの屋根が、この建築の特徴である。
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広州歌劇院(広州オペラハウス、中国・広東省広州市)
珠江を見渡す広州歌劇院は、広州の文化開発地区の中心に位置する。建物は、丸い石を連想する形態だ。2つの“丸い石”で構成し、大きい石には1800席の劇場、小さい石には400席の劇場がある。
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イタリア・ローマの国立21世紀美術館(MAXXI)
2009年11月半ばに竣工した、イタリア・ローマの国立21世紀美術館(MAXXI)は、地元の建築関係者、美術関係者の多くが保守的なローマの歴史を破る「快挙」と認識している建物のようだ。
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