1つの家を代々、住み継げば空き家になる可能性は小さい。それが空き家化を防ぐ基本だ。設計者に求められるのは、家族に寄り添って「変える」「変えない」を見極め、将来にわたって使い続けられる空間に再生すること。築約40~50年超の住宅の改修事例から、「住み継ぐ改修」の秘訣を探った。
目次
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自立する門形フレームを挿入 築50年超に4世代5人
越前の住宅(福井県越前市)/水上哲也建築設計事務所 -
屋内に入れ子の「離れ」をつくる 築40年以上に3世代5人
House with a Nested Room(神奈川県横須賀市)/ナフ・アーキテクトアンドデザイン -
記憶伝える外観形状を残す 築40年超に夫妻2人
逆戻しの家(福島県南相馬市)/はりゅうウッドスタジオ -
土間を中心に各室をつなげる 築約40年に夫妻2人
貝沢の家(群馬県高崎市)/生物建築舎 -
急増する「住み継ぐ改修」 記憶を踏襲しつつ開放的に
共用部の求心力が空き家化を防ぐ - 改修後の内観や外観の未掲載写真
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