曖昧な役割分担が命を奪った

 東日本大震災で車路スロープが崩落して8人が死傷したコストコ多摩境店の2011年3月12日の様子。設計変更によって店舗本体とスロープの構造が変わっていた。2つの構造体は、設計変更後に剛性の差が大きくなったため、地震発生時には振動差が発生して本体とスロープの連結部が破断。スロープ崩落事故につながったとみられている(写真:毎日新聞社/アフロ、資料:取材を基に日経アーキテクチュアが作成)
東日本大震災で車路スロープが崩落して8人が死傷したコストコ多摩境店の2011年3月12日の様子。設計変更によって店舗本体とスロープの構造が変わっていた。2つの構造体は、設計変更後に剛性の差が大きくなったため、地震発生時には振動差が発生して本体とスロープの連結部が破断。スロープ崩落事故につながったとみられている(写真:毎日新聞社/アフロ、資料:取材を基に日経アーキテクチュアが作成)

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