地場の木材による中大規模建物が全国に完成、木造・木質建築は新たな局面を迎えている。防耐火に関する法制度や技術開発が進展、設計マニュアルなどの技術資料もそろいつつある。これまで建設の難しかった街なかの立地で、耐火技術を活用し、中層の木造・木質ビルに取り組んだ事例をリポートするとともに最新動向をまとめた。
目次
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Case1 国分寺フレーバーライフ本社ビル(東京都国分寺市)
駅前の密集地で木質ハイブリッドの普及版 -
Case2 ST柳町I(高知市)
CLTの燃えしろ設計で繁華街に準耐火木造ビル -
Case3 yeni ev 南笹口(新潟市)
日本初の木造5階建て2時間耐火の賃貸集合住宅 -
動向解説
市街地で急増する「ビル化」