大規模建築の主要材として木を使う動きが、世界で広がっている。地球温暖化対策や林業振興といった政策的な意図に加え、CLT(直交集成板)などの台頭によるコストや機能の改善、加工性の高さがもたらす意匠の自由度といった実用性が評価されたからだ。海外で先行する複雑な意匠や高層の木造建築に目を向ければ、次代の日本の木造の在り方が見えてくる。
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