2015年7月に白紙撤回された新国立競技場の旧整備計画への支払額は68億円超だった。16年8月26日、日本スポーツ振興センター(JSC)は定例会見で、旧計画に掛かった費用を「設計」「デザイン監修」「技術協力」「発注者支援」とそれ以外に分類して、その内訳を発表した〔図1〕。昨夏に下村博文・元文部科学相が「回収不能になる」と見込んでいた約62億円を、7億円ほど上回る。
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