過去5年以内に引き渡した住宅で、住宅設備のトラブルに遭遇した実務者は約8割に及ぶ。トラブルが発生した住宅設備はエコキュート、水栓金具、排水管など多様だ。この日経ホームビルダーの独自調査からも分かるように、身近な住宅設備のトラブルは頻発している。故障だけでなく火災や騒音、やけど、けがにつながる、知らないでは済まされない事故も数多く存在する。事故事例から対策を学ぶ。
2018年2月2日~24日にかけて、日経ホームビルダーがインターネットを使ってアンケート調査を実施し、住宅の設計・施工、住宅設備の開発を手掛ける実務者計103人から回答を得た。詳しい調査概要は「自作説明書や独自保証も」を参照
目次
事例編
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トラブル1 騒音
省エネ化が音の問題を招く
省エネ給湯器、レンジフード -
トラブル2 やけど
子どもや高齢者が思わぬ被害
こんろ、混合水栓、温水洗浄便座 -
トラブル3 火災
10年前後の蓄積で発火に至る
こんろ、エアコン -
トラブル4 けが
安全装置の過信は禁物
電動シャッター -
トラブル5 故障・動作不良
雪と端部処理で壊れる
太陽光発電システム、ガス機器、ヒートポンプ製品、換気扇
対策編
- 独自調査
自作説明書や独自保証も - 故障に備える
延長保証と点検で危険回避