49製品分野について実施した調査結果から、ここでは住宅に関連する33分野をピックアップして紹介する。革新的な新製品の登場も少なく、上位企業の顔ぶれはほぼ定着しているものの、接合補強金物と制振部材、キッチンの3分野で首位が変わった。

調査概要

【調査対象】
「日経ホームビルダー」読者、「日経アーキテクチュア」読者、「日経アーキテクチュア・ウェブ」会員から、一級建築士や工務店、住宅メーカーの勤務者を中心に3万4457人を無作為抽出して電子メールで依頼。加えて「日経ホームビルダー」読者の3660人、「日経アーキテクチュア」読者の5000人に書面で依頼した

【調査方法】
インターネット調査。調査協力依頼は、雑誌読者には郵便または電子メールで、日経アーキテクチュア・ウェブ会員には電子メールで行い、回答はインターネットで受け付けた

【調査対象分野・企業数】
各種団体・メーカーリストなどに基づき、「日経ホームビルダー」「日経アーキテクチュア」が選定。両誌を合わせると49製品分野、延べ783社。調査対象となる製品分野を8グループに分け、グループごとに調査票を作成して調査を実施した。

【調査期間】
2017年8月29日~9月21日

【調査項目】
(1)その企業の製品の採用経験
(2)その企業の製品の採用意向
(3)採用したい理由
(4)回答者の属性など

【回答件数】
有効回答数は4667件。ここでの集計ベースは「工務店」「住宅メーカー」勤務者の回答1277件

【調査協力機関】
日経BPコンサルティング

ランキングの見方

アンケートでは、UBCI(建築工事標準分類)を参考にして、工事種別・製品分野ごとにメーカーなどを列挙し、それぞれについて「製品を採用した経験はあるか」「今後採用したいか」などを尋ねた。「採用したいと考える理由」「採用経験あり」「扱っていることを知らない」の各欄の数字は全て有効回答数に対する割合(%)。欄外に製品分野ごとの有効回答数とアンケート対象の企業数を記載した。回答者の平均年齢は47歳。集計対象は工務店(73.0%)と住宅メーカー(27.0%)に勤務する回答者

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