パラペットやバルコニーから浸水する雨漏り事故が、全国で多発している。お手本とすべき標準納まりが住宅業界に存在しないことが一因だ。現場では「脳天くぎ打ち」や「サイディング材の裏張り」など危険な納まりが横行する。そんななか、最新の研究で施工が簡単な“意外な納まり”が抜群の止水性を持つと分かった。防水と通気を兼ねた安価な換気部材を現場に導入する住宅会社も現れてきた。パラペットとバルコニーを制するものは雨漏りを制す──。対策は待ったなしだ。

(写真上と写真下:日経ホームビルダー、写真中と資料中:梅田泰成、資料下:ハウゼコ)
(写真上と写真下:日経ホームビルダー、写真中と資料中:梅田泰成、資料下:ハウゼコ)
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