日経アーキテクチュア・ウェブ有料会員向けのコンテンツ「建築単価ウオッチ」。毎月更新している主要4用途の建物のプライスとコストなどから、日経ホームビルダーの読者向けに木造戸建て住宅の情報をお届けする。(日経BP総研社会インフラ研究所)
「建築単価ウオッチ」では、戸建て住宅、マンション、事務所、高齢者福祉施設といった主要4用途の建物のプライス(契約価格)とコスト(工事原価)の最新データを、日経アーキテクチュアのウェブサイト上で公開している。日経ホームビルダーの購読者向けの「ちょい読み」版では今回、6月下旬から7月上旬にかけて配信した記事の中から、5月調査に基づく戸建て住宅の動向を取り上げる。
下のグラフは、木造戸建て住宅の総工事費単価のプライス情報。積算で求めた結果ではなく、あくまで建設物価調査会が調査した過去の契約価格をベースに、最新のコストの動きを勘案して補正した「プライス推計値」だ。
実際の契約価格は、建物の規模や施工条件、設計内容、グレードなど様々な要因によって変動するので、四分位で中央値に相当する中位(50%値)のほか、高位(75%値)と低位(25%値)のデータを提供している。
東京圏(東京、神奈川、千葉、埼玉)における木造戸建て住宅のプライス推計値は、総工費単価の中位が1m2当たり18万2000円。前月比では0.1%上昇、前年同月比でも0.4%上昇した。一方、2005年の値を100とする工事原価指数で分析したコストは前月比で横ばい、前年同月比では0.4%上昇した。
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- 一般財団法人建設物価調査会が調査・分析した建築のプライスとコストに関する最新データを、日経BP総研社会インフラ研究所を通じて毎週(月4回、毎週木曜)提供
- マンション、事務所、高齢者福祉施設、戸建て住宅の主要4用途に関するプライス(総工事費単価)とコスト、主要資材や主要工事の取引価格の動向を速報