新築住宅は築10年を過ぎればひと安心――。そんな常識が通用しなくなっている。民法の不法行為責任(時効は20年)を追及する欠陥住宅訴訟が続出しているからだ。築10年を過ぎても、基本的な安全性を損ねる欠陥と過失があれば、損害賠償の対象となる。建て逃げは許されない。長期品質保証を前提としたリスク管理が不可欠だ。
目次
- 「建て逃げ許さじ」欠陥責任20年
- 10分で分かる基礎知識
20年責任追及されるワケ - 最新判例で死角が浮き彫りに
地盤の賠償額は1000万円超え - 今日から始める対策
20年後に負債を残さない