A邸は築6年目の伝統木造住宅だ。熊本地震で震度7を観測した熊本県益城町内の、被災が著しかったエリアに建つ。柱と基礎を金物で緊結しない「石場建て」を採用していたため、本震の揺れで柱脚が滑り、東西方向に80cm水平移動した。設計は伝統木造住宅を得意とする、住まい塾古川設計室(熊本市)の古川保社長が手掛けた。
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