都心の狭小地を中心に、軒の出が小さい「軒ゼロ住宅」の採用が広がっている。しかし、最新の調査結果から、軒ゼロ箇所では雨漏り事故が非常に多いことが分かってきた。見た目は格好よくても、施工の難易度は高く、維持管理費もかかる。それでも軒ゼロをやるなら、雨漏りリスクと費用負担増を建て主に丁寧に説明したうえで、雨漏りを防ぐ周到な準備が不可欠だ。

(イラスト:楠 伸生)
(イラスト:楠 伸生)
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