編集部が選ぶ「10大建築人2018」
目次
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伸びる所員は「言葉」が違う、山本理顕氏
「10大建築人」に聞く<番外編>
日経アーキテクチュア2017年12月28日号の特集「10大建築人2018」では、編集部の投票で選ばれた10組以外に、今後の活躍が期待される3組を取り上げた。いずれも山本理顕設計工場の出身者がパートナーとして共同で立ち上げた事務所だ。師匠である山本理顕氏に、所員との設計の進め方、どんな所員が独立後、伸…
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米国にふさわしい「和」のデザインを探る、隈研吾氏
「10大建築人」に聞く、その5(後)
隈研吾氏は、国内だけでなく海外でも活動エリアを拡大している。これまでアジアや欧州を中心としていたが、米国ポートランドの日本庭園施設を皮切りに、ダラスではロレックスの本社も手掛けている。現地では「和」のデザインを期待されており、どうすれば現代の日本らしさを表現できるかを探っている。
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小規模建築で地域コミュニティーを再生、隈研吾氏
「10大建築人」に聞く、その5(前)
前年に続いて2年連続で「10大建築人」に名を連ねたのが隈研吾氏だ。設計チームの一員としてデザインを担う「新国立競技場」や「渋谷スクランブルスクエア(渋谷駅街区)東棟」など、東京都内のビッグプロジェクトに目が行きがちだが、中小規模の建築にも力を入れる。かつて軽工業で栄えたエリアなどで、小規模な施設を丁…
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ロボット化で建築現場を変える、印藤正裕・清水建設生産技術本部長
「10大建築人」に聞く、その4
「10大建築人2018」の最終投票で、安藤忠雄氏と小堀哲夫氏に次いで3位に入ったのが印藤正裕氏。清水建設の常務執行役員で、生産技術本部長を務める。建築の現場にロボットを導入し、生産性向上や苦渋作業の軽減を図ろうと試みる。ロボットの導入が先行する工場の生産ラインとは違って「ロボットの位置が変わる」とい…
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均質化したオフィス空間に一石、2大タイトル受賞の小堀哲夫氏
「10大建築人」に聞く、その3
「10大建築人2018」の10組を対象とした最終投票で2位となったのが、小堀哲夫建築設計事務所代表の小堀哲夫氏だ。2017年に「ROKIグローバルイノベーションセンター」(2013年)で、日本建築学会賞作品賞とJIA日本建築大賞の2大タイトルを受賞。17年11月に稼働を始めた「NICCAイノベーショ…
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空き家問題を重視し法整備を推進、伊藤明子・国交省住宅局長
「10大建築人」に聞く、その2
「10大建築人2018」の2人目は、国土交通省住宅局長の伊藤明子氏。伊藤氏は2017年7月、女性として初めて国交省の局長に就いた。空き家が年々増加するなか、中古住宅の流通を促したり、住宅を他の用途に変更しやすくしたりすることは欠かせない。17年から始まった業務報酬基準の見直しにも建築界の期待が高まる…
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安藤忠雄氏がアーキテクト・オブ・ザ・イヤー2018に
「10大建築人」に聞く、その1
2017年に活躍した人々のなかから、編集部が選んだアーキテクト・オブ・ザ・イヤー2018は、安藤忠雄氏だ。建築展で30万人以上を動員し、子どものための図書館建設にもまい進している。インタビュー全文を紹介する。