見てすぐ分かるDVD講座「実践 雨漏りを防ぐ 軒ゼロ全盛時代を生き抜くノウハウ」の発行記念として、同DVDに収録したコンテンツの一部を特別に紹介する。片流れ屋根の先端部の納まりについてクイズ形式で示す。

 軒ゼロ住宅を数多く手掛ける住宅会社の玉善(名古屋市)は、外壁通気層と小屋裏を一体化させ、外壁の最上部に換気孔を設けない設計を採用している。同社の軒ゼロ住宅では、防止水対策としてどのような納まりを採用しているのかを見ていこう。

 今回は、片流れ屋根に施工するルーフィングの納まりについて、ポイントとなる部分をピックアップした。

 手順は次の通り。まずは、野地板の下端に1枚だけ横方向のルーフィングを先張りする。軒側に大きく垂れ下げて野地板の端部を包み込む。その後、縦方向のルーフィングを野地板の両サイドに張る。

 さて、ここで問題。玉善ではある部材を使って野地板の端部を包んだルーフィングを挟み込んで施工するが、そこでは一体何を使っているのか。以下の3つから選んでみよう。下の動画で施工している様子を見れば、ヒントが隠れているかも…。

(資料:日経ホームビルダー)

答えは…

  • A:“広小舞キャップ”と呼ぶコの字状の板金
  • B:“野地板輪ゴム”と呼ぶ硬くて巨大な輪ゴム
  • C:“木口留め金”と呼ぶチタン製の金物

 正解は、「片流れ屋根の先端はどう納める?(解答編)」で確認しよう。

動画のフルバージョンは、DVD講座「実践 雨漏りを防ぐ 軒ゼロ全盛時代を生き抜くノウハウ」に示す。玉善が実践する軒ゼロ住宅の雨漏り防止策など、ノウハウを満載した。