「学生時代に志望していた業務に携わることができています」。センクシアで建築関連部材の開発・改良を担当する青木拓哉氏は実感を込めて、こう語る。ユーザーと直接、話す機会もある。顧客ニーズを的確に把握でき、商品開発に生かすことができる体制だ。センクシアが成長を続けてきた大きな要因でもある。
日立金属の子会社として1972年に建築材料、チェーンの製造・販売をスタートしたセンクシアは、フリーアクセスフロア、構造部材、緑化システムを中心に独自の技術力を生かした商品を提供し、顧客の信頼と高い市場シェアを獲得している。
入社6年目の青木氏が担当しているのは、構造部材のハイベースという商品だ。鉄骨構造の建物の基礎と柱とを接合する柱脚金物である。「大学時代に構造設計について課題が出され、柱脚金物について調べたものの、そのときはなかなか分かりませんでした。そんな分野の商品を現在では担当しています」(青木氏)。運命の巡り会わせのようでもある。
建材事業統括本部基礎本部技術グループの技師として青木氏は、開発や改良に取り組むほか、構造設計のサポートツールの作成などユーザーのサポート業務も担当している。商品を売ったら終わりではない。むしろ、そこから本当の意味での取り引きが始まる。充実したサポート体制が同社の基本姿勢でもあり、信頼を得てきた。
営業担当とともにユーザーを訪問することもある。「おほめいただくこともあれば、ご指摘いただくこともあります。いずれも開発担当者にとっては貴重なご意見です」と青木氏は語る。
大学時代から志望していた
建築分野の研究・開発業務
大学で建築を専攻していた青木氏は、設計や施工ではなく、研究、開発を担当したいと考えていた。センクシアでは、その志望通りの部署に配属された。開発では実物大の構造物を用いた性能確認試験などもする。「まさに醍醐味です。行き詰ることもありますが、それ以上の充実感があります」と青木氏。さらに、上司を含めて自由に意見が言える社風を実感しているという。
マーケティングから改良案の立案、それに基づく解析や実験、設計・施工法の確立から製造までの品質管理手法など、一つの商品について一連の業務を担当している。開発には、時間がかかる。課題に直面することもあるが、「全ての業務に携われることにやり甲斐を感じています」と青木氏。そのうえで、「将来は自ら考案した構造部材を商品化していきたいと考えています」と意欲を込めて語った。
会社情報
- 資本金:48億9881万円
- 売上高:270億円(2017年3月期・連結)
- 社員数:361名(2017年3月末現在)
- 設立:1972年
- 事業内容:建材機器、チェーンの製造・販売およびそれらの関連工事
採用情報
- 採用職種
- 【技術系】開発設計、製造技術、品質管理、セールスエンジニアなど
- 【営業・事務系】法人営業、資材調達、財務経理、情報システム、総務人事など
- 採用実績大学:東北、福島、埼玉、茨城、群馬、宇都宮、名古屋工、滋賀、京都、奈良女子、大阪、神戸、和歌山、広島、九州、長崎、大分、宮崎、早稲田、東京理科、上智、明治、中央、法政、立教、津田塾、成蹊、明治学院、芝浦工業、日本、東洋、東京電機、千葉工業、工学院、東海、同志社、立命館、関西、龍谷、甲南、近畿、大阪産業他
- 採用実績学科
- 【技術系】機械、建築、材料他
- 【営業・事務系】学部不問
- 勤務地:国内外の各事業所
- 2017年採用実績:1名
- 2018年採用予定数:3名
- 初任給
- 修士了:235,000円
- 学部卒:218,600円
問い合わせ先
- センクシア株式会社 コーポレート本部 人事・総務グループ採用担当
- 住所:〒135-8363 東京都江東区東陽2-4-2 新宮ビル2F
- TEL:03-3615-5412
- URL:https://www.senqcia.co.jp/
- E-mail:recruit@senqcia.com