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プロジェクト PICK UP

立体パネルの透かし彫り、道行く人の高揚感誘う

GINZA PLACE

2017/12/08

学生向け特別版「建築の鼓動&土木のチカラ2019」は1冊丸ごとPDFでもお読みいただけます。雑誌と同じレイアウトで、迫力ある見開きの写真をそのままに。 [PDFをダウンロード(116ページ、約57MB)

日本を代表する交差点の1つ、東京・銀座4丁目交差点に商業施設「GINZA PLACE」がオープンした。5000枚超のアルミパネルで“透かし彫り”を描き出した外観は、道行く人に高揚感を与える。現代日本のものづくりの粋を込めた新たな外装システムだ。

透かし彫りをモチーフとした外装デザインを、ひし形のアルミパネル5315枚で構成。2つのガラス張りの階を挟んで下層と中層、上層の3パターンのデザインに分けている。外装のアルミパネルの厚さは3mm(写真:安川 千秋)
銀座4丁目交差点前に開業
銀座ルールによる高さ制限60mいっぱいの地上12階建て。7階をガラス張りとしたのは、1998年までの高さ制限だった百尺(31m)の建物が多い周囲の景観に配慮したもの(写真:安川 千秋)

 和光本館や銀座三越、三愛ドリームセンターとともに、40年以上にわたり銀座4丁目交差点の一角を占めてきたサッポロ銀座ビルが建て替えられた。着物のつづれ屋銀座店が入っていた東隣の小規模ビル、ファイブ銀座ビルとの一体開発によって、2017年9月24日に「GINZA PLACE(銀座プレイス)」に生まれ変わった。

 建物は地下2階、地上12階建て。透かし彫りの白磁を連想させる一面の外装を、飲食店のある3階と7階の全面開口が切り取る。

3階に情報と交流の拠点
情報の発信と交流の場と位置付けられた3階のカフェは、イベント開催なども想定。テラスの開口部を開放すると、内外が一体の空間として使える(写真:安川 千秋)

 建物内には、日産自動車とソニーのショールームや店舗のほか、レストランやカフェなどが入る。「多くのモノを売る商業施設ではなく、世界に向けて様々な情報を発信し、人々の交流を促す拠点として開発した」。建て替え事業を手掛けたサッポロ不動産開発取締役執行役員の井上俊浩アセットマネジメント事業本部長は、そう説明する。

日産も情報発信の拠点
1、2階は日産自動車のショールーム「NISSAN CROSSING」。最先端のコンセプトカーや往年の名車などを展示。2階にはカフェも併設(写真:安川 千秋)

 その言葉を象徴する空間が、同社が直営する3階の「common ginza(コモン・ギンザ)」だ。通常はカフェとして営業し、情報の発信と交流の場として各種のイベントやプロモーションなどにも使える。人の往来の絶えない銀座4丁目交差点に向けてテラスを張り出し、街のにぎわいに溶け込むようにした空間だ。

松浦 隆幸=ライター日経アーキテクチュア

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