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AIスピーカーで住宅は変わる

2017/09/13

日経ホームビルダー

動き出したジャパンクオリティのIoT住宅

 大手企業でもIoT住宅に取り組む動きが始まった。東京急行電鉄を中心に、パナソニックグループ、LIXIL、美和ロック、三菱地所グループなどが参加した企業連合「コネクテッドホーム アライアンス」の設立が7月に発表された。正式な発足は設立総会を開催する9月だが、7月時点で約30社の企業が参加を表明している。

東京急行電鉄を中心に、パナソニックグループ、LIXIL、美和ロック、三菱地所グループなどが参加した企業連合「コネクテッドホーム アライアンス」を設立。正式な発足前にもかかわらず、7月時点で約30社の企業が参加を表明した(資料:コネクテッドホーム アライアンス)

 具体的な中身は、この原稿を執筆している時点では明らかにされていないが、日本の住宅を大きく変える可能性がありそうだ。同アライアンスでは、米国で提唱されている「コネクテッドホーム」で描かれている「暮らしのIoT」が、日本では実現していないと指摘。この状況を打破して、日々の生活課題・社会課題を明確にして、ライフスタイルを革新する取り組みを行っていくと表明している。

 では、米国のコネクテッドホームとは、どのような住宅なのか。

 米国のベンチャー企業のブレイン・オブ・シングス(BOT)が代理店を通じて2月から日本での営業活動を始めているので、その内容を一例に紹介していこう。

 BOTは、6月に東京ビックサイトで開催された住宅展示会「住宅ビジネスフェア2017」でAIスマートホームシステム「CASPAR(キャスパー)」のデモンストレーションを行った。販売代理店で、オール電化のリフォーム工事などを手掛けるエコライフエンジニアリング(東京都新宿区)が出展した。

米ベンチャー企業のブレイン・オブ・シングスが開発したAIスマートホームシステム「CASPAR(キャスパー)」。日本では、エコライフエンジニアリングが代理店を務める(資料:エコライフエンジニアリング)

 CASPARは、AIスピーカーと連携してエアコンや照明などの設備を音声入力で操作できるシステムだ。住宅に設置した各種センサーを使って居住者の行動データや室内環境データを集めてAIで学習することで、居住者の行動を予測して設備機器を自動で制御することもできる。

 例えば、朝、目覚まし時計が鳴ると、部屋のカーテンが開き、音楽が流れるといった動作を自動で行う。また、音声で「キャスパー、シアターモード」と命令すれば、スクリーンが開いてAV機器が起動。そして、照明の明るさを自動調整するといった映画を見るのに準備する一連の機器操作を、自動的にやってくれる。

 BOTによると、居住者が住宅でスイッチに触る操作回数は1日に90回以上。CASPARを導入すれば、スイッチ操作の8割が自動化できるという。残りの操作も音声で制御可能だ。

 注目したいのは、この音声操作だ。実現するためのデバイスであるAIスピーカーはコネクテッドホームの要となっている。日本のコネクテッドホーム アライアンスでも、AIスピーカーがキーデバイスになるのは間違いないだろう。

千葉 利宏=ライター日経ホームビルダー

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