• ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版
  • 日経BP

日経アーキテクチュアトップ今号の1枚|日経アーキテクチュア > 記事(前のページ)

今号の1枚|日経アーキテクチュア

 

NYハーレムにガラス張りの大学施設、レンゾ・ピアノが挑む地域再生

コロンビア大学マンハッタン村キャンパス第1期 設計:レンゾ・ピアノ・ビルディング・ワークショップ

2017/09/21

日経アーキテクチュアの最新号に掲載した建築物をピックアップ。今号の1枚は、レンゾ・ピアノ・ビルディング・ワークショップ(RPBW)が設計した「コロンビア大学マンハッタン村キャンパス第1期」です。「建築プロジェクトデータベース」(ウェブ有料会員サービス)では、雑誌の発行と連動して最新の建築情報を更新。概要データや写真・図面などを見ることができます。

高架を走る地下鉄125丁目駅から、ジェローム・L・グリーン科学センターを望む。周辺地域の歴史的文脈にも配慮し「ファクトリー」のような煙突を設けた(写真:RPBW/ Renzo Piano Building Workshop)

(日経アーキテクチュア9月14日号フォーカス建築から)

 コロンビア大学の5つ目のキャンパスが、ニューヨーク市の西ハーレムに誕生した。第1期は、米国内の大学キャンパスとしては初めてLEED ND(エリア開発部門)でプラチナ認証を取得。ダブルスキンなどで環境負荷にも配慮しながら、透明ガラスを通して街や隣接施設とつなげている。

 ニューヨーク・西ハーレムの約6万9000m2の敷地でマンハッタン村キャンパスプロジェクトが始まったのは2003年。今後20~25年間に6400人の雇用を生み出す見込みだ。

 21世紀の大学キャンパスのあるべき姿を求めて、パリに本部を置くレンゾ・ピアノ・ビルディング・ワークショップ(RPBW)がマスタープランや南側の4つの連続的な建物の設計を担当。複数の分野にわたる学際的な研究の場の創出と同時に、地域の活性化をコンセプトに掲げる。

 立地は、古くからの黒人居住地区ハーレムの旧産業地帯。東側は地下鉄の高架鉄道、西側はハドソン川沿いの高架道路に挟まれ、「開かれた知と美の創造的なファクトリー」(レンゾ・ピアノ氏)を建設することで、地域サービス型の大学を目指す。

 第1期で最初に完成した「ジェローム・L・グリーン科学センター」は、最先端の脳科学研究施設で、2016年12月から入居が始まった。西隣には、同大学初のアートセンター「レンフェスト芸術センター」が17年4月にオープン。3つ目の会議施設「フォーラム」が18年に完成予定だ。

 科学と芸術の交流を掲げるこれらの建物は、計画中の第4の施設とともに三角形の敷地に建設され、塀や門は設けていない。建物間には、広場や中庭が置かれ、建物の1階はオープンスペースとして開放される。

 同キャンパス開発担当のマルセロ・ヴェレズ上席役員は、「透明な地上階が、ピアノ氏の言う都市のレイヤーとして開放され、キャンパス全体が都市構造に統合される」と語る。ハーレム中心部の125丁目駅からハドソン川岸の公園まで、キャンパスを通り抜けられる歩行者動線が組み込まれている。こうした地域貢献により、第1期は米国内の大学キャンパスとして初のLEED ND(エリア開発部門)のプラチナ認証を得た。

★「コロンビア大学マンハッタン村キャンパス第1期」の概要データや写真・図面などはこちら

★ウェブ有料会員の詳細・申し込みはこちら

伊藤 みろ、Andreas Boettcher=ともにメディアアートリーグ日経アーキテクチュア

ページの先頭へ

日経アーキテクチュアトップ今号の1枚|日経アーキテクチュア > 記事(前のページ)

日経アーキテクチュア

このページをスキップする