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今号の1枚|日経アーキテクチュア

3万8000個のガラスピースが輝く壁、銀座通りに出現

ミキモト銀座4丁目本店 設計:鹿島 外装デザイン:内藤廣建築設計事務所

2017/08/17

日経アーキテクチュアの最新号に掲載した建築物をピックアップ。今号の1枚は、吉田誠さん撮影の「ミキモト銀座4丁目本店」です。「建築プロジェクトデータベース」(ウェブ有料会員サービス)では、雑誌の発行と連動して最新の建築情報を更新。概要データや写真・図面などを見ることができます。

銀座通りに面するファサードは、約3万8000個のガラスピースがキラキラと光彩を放つ。通りに面する低層部の開口「アーバンショーウインドー」は、街に対する開放性を示す(写真:吉田 誠)

(日経アーキテクチュア8月10日号 フォーカス建築から)

 2020年に向けて変貌中の銀座の街に「ミキモト銀座4丁目本店」が6月1日オープンした。海のきらめきを表現した3万8000個のガラスピースは、安全性やメンテナンス性、風圧などを踏まえたもの。「各建物が高レベルで競い合うと銀座のブランド力につながる」と外装デザインを手掛けた内藤廣氏はみる。

 世界初の真珠養殖成功で知られるミキモトは、銀座4丁目に1906年から店を構える。74年に完成した黒御影石張りの重厚な本店の建て替えに当たりコンペが行われ、設計・施工は鹿島、外装デザインは内藤廣建築設計事務所がそれぞれ担当することになった。

 建物は地下2階・地上12階建てで、1~8階はミキモトの店舗、上階は事務所に充てた。地下には老舗レストランの「レカン」が入る。

 「コンぺ時にデザインを考えながら銀座通りを歩いていると、斜めの光が差してきた。この光を建築ですくい取る方法が浮かんだ」と内藤廣氏は語る。

 「同時に、ミキモト真珠島に近い『海の博物館』(三重県鳥羽市、1992年竣工)の現場に通っていたとき、近鉄線から見たキラキラと光る春の海の美しい光景、『なんでなんでひかる。なかに真珠があるからよ』という金子みすゞの詩が頭に浮かんだ」

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有岡 三恵=ライター日経アーキテクチュア

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