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省エネNext

省エネNextインタビュー

住宅供給と建材流通の強み、工務店も手厚くサポート

すてきナイスグループ 取締役 平田 潤一郎氏 聞き手/小原 隆=省エネNext編集長

2017/03/15

供給する木造戸建て住宅で長期優良住宅を基本とするナイスグループでは、BELSにも取り組み、190件で5つ星を取得した。顧客にもわかりやすい省エネ住宅の指標として、BELSの普及に期待を寄せている。

平田 潤一郎|Junichiro Hirata 1974年東京都生まれ。2000年慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科修士課程修了、アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)を経て、06年ナイス(現すてきナイスグループ)に入社。すてきナイスグループ取締役、ナイス専務取締役、木と住まい研究協会専務理事、日本CLT協会理事など(写真:清水 盟貴)

──自社で供給する戸建て住宅で建築物省エネルギー性能表示制度「BELS(ベルス)」の取得を推進しています。

 「環境」「健康」「耐震」という3つのテーマを掲げて、住まう人が幸せに暮らせる家を提供しています。そのため、長期優良住宅やLCCM(ライフサイクルカーボンマイナス)住宅、ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス「ZEH(ゼッチ)」、CASBEE「キャスビー(建築環境総合性能評価システム)」などの評価を積極的に採用してきました。BELSはスタート初日に取得したのを皮切りに、今では神奈川県を中心として合計で約220件に上り、うち190件が5つ星となっています。

 当社は木材や住宅設備などの流通事業と、戸建て住宅を中心とした住宅事業を展開しています。自らが率先してBELSを意識して取得することで、資材供給先である販売店やその先の工務店にも取得のメリットを伝えたいと考えています。資材流通と住宅供給という2つの循環がありますので、制度の浸透により貢献できると思っています。

分譲中の戸建て住宅では、BELS取得住宅であることを示すパネルを展示。営業担当者を対象に定期的に勉強会を開催し、BELSをはじめとする各種評価について顧客に説明できる体制を整えている(写真:ナイス)

──さまざまな評価を取得する中、BELSに期待していることは。

 BELSは星の数で省エネ性能をランク付けしており、消費者にわかりやすいラベリングになっています。積極的に認知拡大を図っていきたいですね。当社では、星の数に応じてエネルギーの削減効果を金額やCO2に換算した資料を示し、顧客に説明しています。

 また、BELSを取得した住宅の良さがすぐ理解できるショートムービーがあってもいいですね。建築費は多少アップしても、省エネ性能が高まればランニングコストが減り、最終的にお得になることが納得できれば、BELS取得住宅を求めやすくなるのではないでしょうか。

 BELSの表示プレートを木のパネルでつくって住宅の引き渡し日に贈呈したり、BELS取得住宅を購入するとどこかで植樹をしたりというように、環境に貢献したことが実感できる仕掛けもあるといいかもしれません。

𠮷川 明子=ライター日経BP総研 社会インフラ研究所

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