2011年3月11日に発生した東日本大震災。最大で震度7を記録し、震源地に近い東北地域を中心に大きな被害をもたらした。あれから5年。今年は1つの節目の年でもある。震災から我々は何を学ぶべきなのか。過去に日経アーキテクチュア、日経ホームビルダー、日経コンストラクションの3誌が報じた記事を振り返る。

 3月11日までの間、何回かに分けて紹介する。第1弾は、どのような被害が各地で起こったのかをまとめた。日経アーキテクチュア・ウェブサイトの一部の記事を3月7日までの期間限定で一般会員向けに特別公開する。1年ずつ変わる被災地の様子を見ていこう。

 なお、報道当時の記事を再掲載したため、記事によっては一部の画像や動画が表示されないケースがあるのでご了承いただきたい。

2011年

 地震が発生した直後は多くの情報が錯綜した。想定を上回る巨大な津波が多くの人命を奪い、沿岸部の都市を壊滅させ、地震被害を受けた地域が広範囲に及んだ。

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 仙台市では、多くの建物が被害を受けた。仙台駅では新幹線ホームの天井が崩落し、駅としての機能が失われる事態に陥った。

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 津波の被害を受けた宮城県石巻市でも、多くの建物が被災した。その他の地域でも、様々な建物が影響を受けた。

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 地震の被害は、東京や千葉といった関東圏でも多く見られた。震度5弱を記録した東京・町田では、大型店舗の斜路が倒壊。東京湾岸では液状化現象で多くの住宅が被害に遭った。

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 このほかにも、多くの被害が出た。当時の様子は、以下の記事をご覧いただきたい。