2016年11月11日、東京・江東区の木材会館で「木材活用フォーラム2016」が開催された。会場では、「中高層建築への木材利用促進の可能性について検討する研究会」の活動報告を兼ねて4つのセッションを行い、多くの聴講者を集めた。「セッション3」では「中大規模木造を実現するファイナンスの実態」について報告と議論を行った。

(写真:菊池一郎)
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  • 【登壇者】
    • 日本不動産研究所 研究部 次長 後藤健太郎氏
    • 三井住友信託銀行 不動産コンサルティング部 審議役 伊藤雅人氏
    • 三菱地所 新事業創造部 副主事 柳瀬拓也氏
    • アーク不動産 開発事業部 部長 今井邦夫氏
    • 林野庁 林政部 木材産業課 木材製品技術室 住宅資材企画係長 佐々木嵩史氏
  • 【モデレータ】
    • 日経BPインフラ総合研究所 上席研究員 小原隆
日経BP社 日経BPインフラ総合研究所 小原隆 氏(写真:菊池一郎)
日経BP社 日経BPインフラ総合研究所 小原隆 氏(写真:菊池一郎)
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小原(日経BPインフラ総合研究所):セッション1の「ここまで来た!中大規模木造の技術と法制度」、セッション2の「RC造やS造を超える木造建築の魅力」に続き、セッション3は「中大規模木造を実現するファイナンスの実態」というテーマで発表と議論を行う。

 このセッションでは、日本不動産研究所の後藤さん、三井住友信託銀行の伊藤さん、三菱地所の柳瀬さん、アーク不動産の今井さん、そして林野庁の佐々木さんとともに、議論を深めていきたい。まずは林野庁の佐々木さんからお願いします。