木材の構造がガラス越しに浮かび上がる夕景(写真:ポラテック)
木材の構造がガラス越しに浮かび上がる夕景(写真:ポラテック)
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 太い木材の柱梁が行き交う大空間というのは珍しい。ウッドスクエアと呼ばれるこの建物は、木造住宅を供給するポラスグループ各社やPO HAUS Dvのショールーム、グループのポラテック本社などが入る。その特長は、H鋼を芯にして、外側にカラマツ集成材を巻いた「ハイブリッド部材」を柱梁に使い、地上4階建てという大型の建物を支えている点にある。建物の用途や規模から、建築基準法上、1時間の火災に耐える「耐火建築物」である必要があるため、ハイブリッド部材を用いて、構造材そのもので木質感あふれる空間を実現している。

ショールームなどの入口となる1階エントランス(写真:ポラテック)
ショールームなどの入口となる1階エントランス(写真:ポラテック)
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内部の事務空間でも、木の柱・梁を見せている(写真:ポラテック)
内部の事務空間でも、木の柱・梁を見せている(写真:ポラテック)
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DATA

  • 所在地:埼玉県越谷市
  • 事業主:ポラテック
  • 主用途:事務所、展示場
  • 構造:鉄骨造、鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造
  • 階数:地下1階・地上4階 延べ面積:6592.63m2
  • 設計者:ジェイアール東日本建築設計事務所、ポラテック ポウハウス一級建築士事務所
  • 施工者:川田工業 完成:2012年2月
  • 主な使用木材
    • [構造]柱・梁:鋼材内蔵型カラマツ耐火集成材

企業に広がる 都市の木づかい

  • 定価:本体2,200円+税
  • 国土緑化推進機構/日本プロジェクト産業協議会(JAPIC) 監修
  • 日経アーキテクチュア 企画
  • A4判、104ページ
  • ISBN:978-4-8222-0044-2
  • 商品番号:239910
  • 発行日:2015年4月13日