卵の状態から成虫になるまでを展示
今回、在マレーシアの熱帯の蝶に関するコンサルタントである、Butterfly House Consultancyがプロジェクトに参加した。蝶が、卵の状態から成虫になるまでを展示し、アゲハチョウ科、ジャノメチョウ科、マダラチョウ科など、種類も豊富にそろえた結果、生息のための植物も2万本以上を植えることになった。
さて、コンヤ市は、紀元前12世紀ごろから存在する都市で、アケメネス朝ペルシアやローマ帝国などにも組み込まれて、初期キリスト教の舞台になった。11世紀にはイスラム教徒の侵攻、13世紀には神秘主義教団のメヴレヴィー教団が生まれるなど、アナトリア地方を代表する宗教都市として繁栄してきたが、近年では放置されたエリアも目立っていた。
最近になり、2006年にはコンヤ貿易センター(42階建て)が完成、2011年にはトルコ高速鉄道の開通。今回、紹介したバタフライ・バレー公園を含め、歴史に翻弄された宗教都市が、現代的な都市に変わりつつある。
プロジェクト概要
発注者:Konya Seljuk Municipality
コンセプトデザイナー:Entopia
意匠・構造・建築設備・ファサード:アラップ
蝶園コンサルタント:Butterfly House Consultancy