イタリアのシチリア島の南に浮かぶ地中海の島国であるマルタ共和国。世界遺産の地として知られる首都・バレッタ市に、レンゾ・ピアノ氏が設計した建築が2015年に完成した。シティー・ゲートと呼ばれるそのプロジェクトは、バレッタ市の顔となるもので、大きく4つの構成要素から成る。

  • ・既存の城壁の門の改修、いわゆる都市の入り口
  • ・新しい議会場の建設
  • ・約150年前につくられ廃墟となっていたロイヤルオペラハウスの劇場への再生
  • ・既存の堀のランドスケープの修景
バレッタ市の城壁内から入り口部分(左手)を見る。広く開けられていた城壁の入り口をあえて狭め、高さ25mのポールを設置した(写真:Michel Denance)
バレッタ市の城壁内から入り口部分(左手)を見る。広く開けられていた城壁の入り口をあえて狭め、高さ25mのポールを設置した(写真:Michel Denance)
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