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アラップ・トータルデザインの舞台ウラ

サスティナブルな祈りの空間、ケニアの光射す大聖堂

アラップ・トータルデザインの舞台ウラ(53)

2017/06/19

 アフリカと言えば、灼熱の砂漠、サファリ、少数民族と土着の宗教、コーヒーやカカオ豆、豊富な鉱物資源というイメージだろうか?

 今回紹介する、ケリチョ大聖堂は、そんなイメージと異なるアフリカの多様性を垣間見せてくれる。

ケリチョ大聖堂の内観。柔らかい自然光と木の仕上げは、北欧建築を思わせる(写真:Edmund Sumner)

 東アフリカに位置するケニア共和国。ケニアは半世紀ほど前まで英国の植民地だったこともあり、国民の約8割がキリスト教徒である。また、あまり知られていないかもしれないが、ケニアは世界第4位となるお茶の生産量を誇り(第1位から順にインド、中国、スリランカ、ケニア)、無農薬で栽培される点に近年日本でも注目が集まっている。お茶の生産も100年ほど前に英国企業が持ち込んだものだ。

 ケリチョ市は、国際都市でもある首都ナイロビから西に約250km、高原地帯(海抜約2100m)に位置する。1年を通じて平均気温17℃~20℃の気候で、上記のケニア茶生産の一大拠点である。ここにケリチョ大聖堂が存在する。

施工中のケリチョ大聖堂。意匠設計は英国のジョン・マッカスラン+パートナーズ。近年のロンドンのキングス・クロス駅の設計者である。アラップは、ロンドンとボツワナの事務所からサポートした(写真:Arup)

 平面形状は台形をしている。入り口は短い底辺側にあり、祭壇は長い底辺に当たる部分に配されている。祭壇に近づくにつれて大きく広がる空間となるよう形にした。これは、ミサや礼拝時の信者の体験が最大限豊かなものなるようにとのエマニュエル・オクンボ大司教の願いを踏まえたものだ。

施工中の様子。特徴は傾斜の大きい巨大な屋根。2800m2の規模で、1250人を収容可能だ。これはケニアで2番目の大きさを誇る(写真:Peter McLaughin, JMP)

日経アーキテクチュア

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