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アラップ・トータルデザインの舞台ウラ

超高層の外皮に木製ブラインド?省エネ時代の薄型外装

アラップ・トータルデザインの舞台ウラ(50)

2017/03/15

キャビティを“閉じる”強み

 キャビティを“閉じる”ことの強みは大きく分けて3つある。これを、従来のダブルスキンと比較しながらみていきたい。

ダブルスキンとCCFの比較(資料:Arup)

 1つは、メンテナンス性である。キャビティが常に外気にさらされた屋外となるダブルスキンは、アウタースキンとインナースキンの定期的な清掃が必要である。一方のCCFは、先に述べた通り、清掃を必要としない。

 これが、2つ目の意匠・計画の自由度に影響を与える。ダブルスキンのキャビティには、人が通行し、清掃作業を行うに十分な奥行き(600mm程度)が求められる。この奥行きは、居室面積の減少を意味する。これに対し、清掃不要のCCFは、ブラインドの納まりに必要な最小限の寸法までキャビティの奥行きを抑えることができるのだ。

 アウタースキンの換気口も意匠を左右する要素として挙げられる。キャビティ内に外気を通気させるダブルスキンは、アウタースキンにガラリやスリットといった開口を設ける必要があるが、CCFにこの開口は不要。一般のカーテンウオールと変わりないすっきりとした外観が可能である。キャビティが屋外となるダブルスキンとは違い、木材のような屋外使用のできない材料、製品を使えることも大きな強みといえよう。

 最後は、施工性の高さである。ダブルスキンは、多くの場合、アウターとインナーを別々に取り付ける必要がある。CCFは一体のユニットとして製作して取り付けるため、単純に考えれば取り付けの作業が半分に減ることになる。

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