リオ初の体験型展示

自然光を取り入れ、照明に使用される電力を減らしている(写真:Byron Prujansky)
自然光を取り入れ、照明に使用される電力を減らしている(写真:Byron Prujansky)
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 館内の施設は、600m2の展示スペース、400席のホール、店舗、カフェ、レストランも併設されている。外構には5500m2もの植栽帯があり、海沿いの塩害にも強い26種の植物が植えられている。 

 博物館の展示のコンセプトは、50年後の持続可能性と共生を見据えるというものだ。気候変動や生物多様性などについて展示している。展示テーマは5つに分かれ、「宇宙」「地球」「人新世(Anthropocene、産業革命以降の時期 *注1)」「明日」「私たち」である。センサーが来場者の行動を感知して起動する双方向の体験型展示をしており、これはリオデジャネイロでは初の試みとなる。

内観(写真:Cesar Barreto)
内観(写真:Cesar Barreto)
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各自が様々な思想に耽ったり、歩くだけでサステイナビリティについて学べるように外構も整備されている(写真:Byron Prujansky)
各自が様々な思想に耽ったり、歩くだけでサステイナビリティについて学べるように外構も整備されている(写真:Byron Prujansky)
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