2.ステークホルダーを巻き込む
100RCでは、地域で暮らす人々などのステークホルダーが戦略づくりのプロセスに積極的に参加することを重視している。官・民・学・NPOなどの地域密着型組織を含み、性別、年齢、所得層などに偏りなく、横断的で包摂的な形となるよう、様々なテクニックやアウトリーチ(地域奉仕や現場出張の活動)の手法を使いながら、支援者を増やしていくこと自体が、都市レジリエンス向上のプロセスとなっている。
さらに戦略を具体化していく過程では、ステークホルダーを巻き込んだワーキンググループが調査、分析。その都市ならではのニーズを発見し、アプローチをデザインしていく。アラップのような戦略パートナーや、「プラットフォームパートナー」と呼ばれる専門分野で進んだ技術や経験を持つ企業、研究機関なども加わり、技術的なインプットを行っていく。こうしたことも100RCが提供する価値の1つである。