日経ホームビルダーは2017年1月号をもって、誌面デザインを刷新しました。表紙に五角形の住宅アイコンをドン!と配置しています。この住宅アイコンが、本誌のシンボルです。本文のデザインも大幅に見直しました。

 誌面刷新号は、「省エネの死角」と「困ったお客」の2大特集をお届けします。どちらも、新築が減少する住宅市場の中で、地域工務店が生き残っていくために重要なテーマです。

日経ホームビルダー2017年1月号の表紙。五角形の住宅アイコンを採用 (資料:日経ホームビルダー)
日経ホームビルダー2017年1月号の表紙。五角形の住宅アイコンを採用 (資料:日経ホームビルダー)
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ZEHに欠かせぬ省エネ住宅

2017年1月号の特集「これでいいのか省エネ住宅」(資料:日経ホームビルダー)
2017年1月号の特集「これでいいのか省エネ住宅」(資料:日経ホームビルダー)
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 特集「これでいいのか省エネ住宅」は、ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー住宅)の取材からスタートしています。ZEHは今年、地域工務店に広く浸透しました。きっかけは、経済産業省が実施したZEHビルダー登録制度です。約4000社の工務店が登録し、2020年の省エネ基準の適合義務化に向けて、地域工務店の意識も高まっています。

 本誌は、ZEHが地域工務店の“武器”となるために何が必要かを描く特集を企画しました。省エネ住宅に取り組む実務者や学識者に、ZEHを実現する上での注意点をヒアリングするものです。そこで浮かび上がってきたのは、ZEHのベースとなる省エネ住宅を確実に実現することがZEHを普及する上で欠かせないという視点です。

 「寒い」「暑い」「お金がかかる」など、建て主からクレームが出ないように注意すべき点に着目。基準や仕様書には明示されない問題点を“死角”ととらえ、断熱・気密や日射遮蔽、過剰なエアコンという3つのポイントについて、詳しく解説しています。

「困った顧客」対策の鉄則7カ条

2017年1月号の特集「困ったお客の見分け方」(資料:日経ホームビルダー)
2017年1月号の特集「困ったお客の見分け方」(資料:日経ホームビルダー)
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 もうひとつの特集は「困ったお客の見分け方」です。2016年8月号の特集「顧客を激怒させた『失言』&『無神経』」を、さらに掘り下げました。本誌読者が体験した「困った」実例と、3人の識者の見解を元に鉄則7カ条をまとめています。電子メールやLINEを使うのが当たり前という若い世代との付き合い方についても解説しています。

 このほか今号から復活した「使えるニュース」では、「くぎの鉄汚染とさびに要注意」「80cm滑った石場建てを曳き家」など、本誌ならではの記事を掲載しています。お見逃しなく。