木造・木質ビルの知識も「武器になる」
今号ではもう1つ、20年前には考えもしなかったテーマのケーススタディーを掲載しています。特別リポート「木造・木質ビル 『街なか型』普及期へ」です。
前書きを引用します。
「地場の木材による中大規模建物が全国に完成、木造・木質建築は新たな局面を迎えている。防耐火に関する法制度や技術開発が進展、設計マニュアルなどの技術資料もそろいつつある。これまで建設の難しかった街なかの立地で、耐火技術を活用し、中層の木造・木質ビルに取り組んだ事例をリポートするとともに最新動向をまとめた」
目次
- Case1 国分寺フレーバーライフ本社ビル~駅前の密集地で木質ハイブリッドの普及版
- Case2 ST柳町I~CLTの燃えしろ設計で繁華街に準耐火木造ビル
- Case3 yeni ev 南笹口~日本初の木造5階建て2時間耐火の賃貸集合住宅
- 動向解説 市街地で急増する「ビル化」
全国的に木造や木質に関心が高まっているのはいわずもがなですが、これまでのように個人住宅や公共施設だけでなく、市街地に「木造・木質ビル」を建てることを建て主が求めるケースも増えてきました。実際には他の構造で建てた方が現実的であるケースであったとしても、最初から「木造はやりません」という姿勢では、建て主の信頼は得られません。この記事で最先端の木造・木質ビルを学んでください。
また、木造・木質ビルについては、本誌連載「都市木造入門 防耐火設計編」でおなじみの安井昇氏(桜設計集団代表、チーム・ティンバライズ副理事長)を講師に招き、建築実務セミナーを開催します。「実践」への一歩を踏み出したい方はぜひご参加ください。
~防耐火設計のプロフェッショナル、安井昇氏に学ぶ~
- 内容:都市木造の構造・防火設計で実績豊富な桜設計集団の安井昇代表が、演習を交えた2日間の講義で、難解に感じる防耐火法令の全体像を解きほぐします。中大規模の防耐火を中心に、耐久性の観点も踏まえた都市木造の設計手法を徹底解説します。
- 日時:【1日目】2017年11月13日(月)10:00~18:00(受付開始 9:30)、【2日目】2017年11月14日(火)10:00~15:00
- 会場:日経BP社本社ビル(旧名称・日経電波会館)5階(東京メトロ日比谷線「神谷町」駅より徒歩5分、東京メトロ南北線「六本木一丁目」駅より徒歩7分)
- 受講料(税込み):一般価格9万5400円、読者特価8万6400円
- 定員:30人
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