[土木] 細長い現場全景も1枚で!道路工事現場でパノラマ合成機能を使ってみた(オリンパス イメージング)-PR-

2008/09/03

オリンパスイメージングの新型工事用デジタルカメラ「μ(ミュー)1030SW 工一郎(こういちろう)」には、広い工事現場を1枚の写真に撮るのに便利な「パノラマ合成機能」が搭載されている。連続して撮影した3枚の写真を、デジカメの中で自動的につないで1枚のパノラマ写真を作ってくれるものだ。この機能は、細長い道路工事現場ではどのような使い方ができるのだろうか。東京・蒲田で国道15号(第一京浜)と環八通りの立体交差化工事を行っている五洋建設の土木技術者に試してもらった。


連続して撮った3枚の写真を自動連結
「パノラマ合成機能」を五洋建設の土木技術者が使ってみた

東京都大田区にある南蒲田交差点では、国道15号(第一京浜)が環八通り(都道311号)の下をくぐる「アンダーパス」の建設工事が進んでいる。五洋建設は全長約500mの立体交差部のうち、交差点下のトンネルにつながる北側の斜路部など130mの区間の工事を担当している。

この現場に持ち込んだのが、オリンパスイメージングの工事用デジタルカメラ「μ1030SW 工一郎」。スリムなボディで、防水、防塵性に優れ、衝撃にも強く、しかも夜間撮影に強い高感度性能に定評のある工事用デジカメシリーズの最新型だ。

今回、工事現場の業務をさらに効率化してくれる新機能として、連続して撮った3枚の写真をカメラの中で自動合成して1枚につないでくれる「パノラマ合成機能」が搭載された。

いったい、どんな機能なのか。そして、どんな場面で便利に使えるのか。五洋建設蒲田立体擁壁工事事務所の土木技術者に徹底チェックしてもらった。

オリンパスの工事現場用デジカメ「μ1030SW 工一郎」を道路工事現場で徹底検証した五洋建設蒲田立体擁壁工事事務所の三浦成久さん
国道15号(第一京浜)と環八通りが交わる東京都大田区の南蒲田交差点。近くに踏切もあり、立体交差化が望まれている


まずは薄暗い地下部分でのパノラマ写真にチャレンジ
モニターの目印が重なると自動的にシャッターが切られた

道路工事は地上に覆工板を設置して地下に空間を作り、その下で作業することも多い。あちこちに設置された仮設柱や矢板などで狭く仕切られた地下空間は、奥行きが狭く、広範囲の写真を撮ることが難しい場合がある。

そこで、まず、同事務所の土木技術者、三浦成久さんにチャレンジしてもらったのは、覆工板下の狭い空間のパノラマ写真だ。「μ1030SW 工一郎」をパノラマ合成モードに切り替えて、最初の一枚を撮影すると、モニター画面の左端には目印となる白いマークが現れる。

これを目印にカメラを左に向けていくと、モニター画面上の目印はだんだん右側に移動する。最後に四角い枠に入れた瞬間、自動的にシャッターが切られるのだ。すると、目印がもう一度、画面に現れるのでさらにカメラを左側に向けると、同様に3枚目のシャッターが下りる、という仕組みだ。

その瞬間から、デジカメの中では3枚の写真を接合する作業が始まる。自動的に境界部分を探し出し、つなぎ目が目立たないように接続してくれるのだ。その間の作業時間はわずか20秒ほど。

「以前、フィルムで写真を撮っていたころは紙焼きの写真をつないでパノラマ写真を作っていました。デジカメの中で撮影からパノラマ合成までの作業を自動的にやってくれるのは、とてもありがたいです」と三浦さんは感想を語った。

同事務所の森和久所長も「道路工事現場の特徴は、現場が細長いことです。この現場も約130mくらいありますから、現場全景の写真を1枚で撮るのは難しいです。電子納品での成果品としてではなく、月に1回の工事の進捗状況図の作成や社内の記録、説明資料としての用途は広いでしょう」と、道路工事の現場ならではのニーズに対応したパノラマ合成機能に、興味津々の様子だ。

覆工板下の狭い空間では、広角レンズでの撮影でも写せる範囲に限りがある
パノラマ合成機能で撮影したところ。一度、シャッターを押すと、モニター画面内に白い目印が現れる。その目印をカメラを左に向けて四角い枠内に入れると、自動的にシャッターが切られる
3枚目の撮影が終わると、「μ1030SW 工一郎」内で画像連結作業が自動的に行われる
覆工板内で撮ったパノラマ写真の例
幅の広い現場を横断的に撮影した例。写真のつなぎ目はほとんどわからない
細長い現場を端から端までを見渡すような全景写真の撮影も簡単だ



近くでは1枚に収まらないクレーンのアームに挑戦
縦方向に3枚の写真の写真をつないでみた

この現場では、車線の中央部分にアンダーパス用の斜路を掘削するため、土留めとなる鋼矢板を400枚以上、また中間杭を100本以上打設している。その施工を行っているのはクレーンだ。

青空を突き抜けるように伸びたクレーンの全景写真を撮るのは、意外と難しい。長いクレーンのアームは、近くに寄ると広角でも全体を収めることが難しいからだ。

次に三浦成久さんが「μ1030SW 工一郎」でチャレンジしたのは、縦方向のパノラマ写真だ。カメラを縦方向に持ち、クレーンの下から上へと撮影して合成するのだ。このとき、カメラは2本の指ではさむように持ち、そこを軸として回転させるように撮るのがコツだ。

「杭をつり上げたクレーン全体を状態を1枚の写真で撮るのは、これまでは遠くからでないと無理でした。下水道工事で掘削機を発進、到達させる立坑の工事などでも、縦方向のパノラマ写真は重宝しそうです」と、同事務所の監理技術者を務める高橋和徳さんは語った。






縦方向のパノラマ写真にチャレンジする三浦さん。2本の指でカメラを持ち、それを軸のように回転されるのがパノラマ合成機能を上手に使うコツだ(左)。近寄ると全体を撮れないクレーンのアームも、このように全部を1枚に撮ることができる



夜間の撮影に失敗が許されない道路工事現場
高感度によるフラッシュなし撮影もさらにクリアに

首都圏の大動脈である国道15号(第一京浜)で行われているこの工事は、現車線部分にかかる施工は夜間、交通量が少なくなる夜9時から朝の6時までの時間帯に車線を規制して行っている。そのため、夜間の工事写真撮影は、今後、毎日のように行われる。

実は、この現場では2006年発売の一般コンシューマー向け防水デジタルカメラの「μ725SW」を以前から使用し、夜間にフラッシュなしで撮影することよく行っていた。

「夜間にフラッシュを使うと黒板だけが光って周りが暗くなったりします。μ725SWでもいい写真が撮れていましたが、μ1030SW 工一郎になって、さらにクリアな写真が撮れるようになりました。手ブレも明らかに少なくなり、撮り直しも減っています」と三浦さんは語る。

また、工事主任を務める平澤憲さんも以前からμ725SWを使っているが、「ガイド機能が付いたので、状況に応じた設定が簡単に選べて便利になった」という。現場技術者のナマの声を聞き、開発に生かしたμ1030SW 工一郎の機能の進化を指摘した意見だ。


左がフラッシュを発光させて撮った写真、右が高感度を生かした「工事写真クリアモード」でフラッシュの発光を自動的に停止させて撮った写真。フラッシュなしの方が奥までしっかりと撮れている
左が工事写真クリアモード未搭載の「μ725SW」、右が新機種「μ1030SW 工一郎」の工事写真クリアモードで撮ったもの。いずれもフラッシュなしでの撮影だが、「μ1030SW 工一郎」で撮影した写真はより明るく、シャープに撮れていることがわかる
撮影状況に対応した設定を瞬時に行える「ガイド機能」。「被写体を明るく撮影したい」「光源にあった自然な色にしたい」など、撮影者のニーズをダイレクトにカメラに伝えられる



現場全景からプラントの計器盤まで幅広い撮影対象
ポケットに入れていつでも持ち歩けるコンパクトさ

「多いときは一晩で100枚くらい、普通の日でも15枚くらいは撮影します」と三浦さんは言う。この現場に限らず、道路工事の現場では、撮影対象も現場全景から、作業状況を記した黒板、モルタルプラントなどの計器盤の目盛りの接写まで幅広い。

スリムでコンパクトなボディのμ1030SW 工一郎は、作業服のポケットに入れていつでも持ち歩くことができるので、最適な撮影タイミングを逃すことがない。また、工事現場に求められる防水性、防塵性や耐衝撃性など、外観からは想像しにくいタフネスさも持ち合わせている。

炎天下や夜間、そして雨中といった悪条件下で、現場全体の記録を確実に写真で残せるこのデジカメこそ、道路工事現場に欠かせないツールとなりつつあるのだ。

道路工事現場では、昼夜を問わず、広角による大きなクレーンでの施工状況から、接写による計器盤の撮影まで、工事用デジカメのあらゆる機能が試される
昼夜を問わず、様々な写真撮影が要求される道路工事現場。μ1030 工一郎で撮影した写真を前に検討する現場所長の森さん(右)、係員の三浦さん(中央)、監理技術者の高橋さん(左)
μ1030SW 工一郎を国道15号(第一京浜)の道路工事現場で徹底検証していただいた五洋建設の技術者の皆さん。後列左から高橋和徳さん、森和久さん、吉儀亮さん。前列左から平澤憲さん、吉友郁哉さん、三浦成久さん、加藤有三さん(五栄土木)




アンダーパスによる立体交差の完成予想図
●登場現場紹介

工事名称:蒲田立体擁壁(その1)工事
工事場所:東京都大田区南蒲田一丁目地先
発注者:国土交通省 関東地方整備局
     川崎国道事務所
施工者:五洋建設
工期:2006年2月〜2009年3月
工事概要:国道15号と環状8号線の交差点をアンダーパスによる立体交差化を行う工事。五洋建設は交差点より品川側のU形擁壁区間と一部トンネル区間の施工を担当している。




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(協力)オリンパスイメージング株式会社

家入 龍太

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