モリリン守山の「オフィス新発見!」
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DeNAが渋谷ヒカリエに一番乗り、そのオフィスとは
東京・渋谷駅の新しいランドマークとして2012年4月26日、全館オープンした「渋谷ヒカリエ」。商業施設やシアター、オフィスなどで構成される地下4階・地上34階建ての高層複合ビルに、一足先に入居していたテナント企業がある。プロ野球球団への参入などで、こちらも話題を振りまいている交流サイト(SNS)国内…
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集成材の架構で“木にこだわる会社”を表現、ポラテック
高さ8.4mの吹き抜けエントランスホールに入ると、格子状に大空間を覆う太い木の柱と梁が目に飛び込んできた。鉄骨を60mm厚のカラマツ集成材でくるんだ525mm角の柱に触れれば、どっしりした木の感触が伝わる。床一面に敷き詰めたムクのクリ材の質感とあいまって、“木”を印象づける空間になっている。
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オープンな空間が進化、被災・移転したアスクル本社
東日本大震災の発生から、1年が過ぎた。東北の被災地とは比べるべくもないが、東京都内でも大小さまざまな被害を受けたオフィスがあった。オフィス用品の通販を手がけるアスクル(東京・江東)も、そんな企業の一つだ。震災によって江東区辰巳にあった本社はダクトが落下するなど内装に被害が生じ、業務を遂行できなくなっ…
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スモールオフィスと住居がスペースを共用、THE SHARE
築50年弱の古い独身寮が、小さなオフィス群とアパートメント、商業施設で構成されたシェア型の複合施設に生まれ変わった。2012年1月27日にグランドオープンした「THE SHARE」(東京都渋谷区)。独身寮や学生寮として使われ、最近2年半は空き家になっていたRC造6階建ての建物を、マンションやオフィス…
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軸組工法でつくった木造エコオフィス、インテグラル
レッドシダーを縦張りした外壁に、白いアルミ樹脂複合サッシの窓が並んだ外観。両開きの木製ドアを開けて入ると、玄関土間の右手に下駄箱がしつらえてある。くつを脱いで上がるホールの正面には、上階へつながる木製の折り返し階段が続く。
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北欧企業のオフィスはシンプルでカラフルだった--エリクソン・ジャパン
さすが、洗練されている。スウェーデン・ストックホルムに本拠を置くエリクソンは、北欧を代表する企業の1つだ。その日本法人であるエリクソン・ジャパン(東京・港)の新オフィスを訪れてまず強い印象を受けたのは、端正なたたずまいのなかに楽しげな要素を盛り込んだ空間のつくりだった。
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“未完”のオフィスで席替えも自在、カヤック
オフィスなのだが、どこか学校を思わせる自由さとほのぼの感がある…。カヤック(通称「面白法人カヤック」、神奈川県鎌倉市)が2011年2月に開設した「恵比寿オフィス」を訪れて、そんな印象を受けた。
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社員食堂や廊下でも働けるオフィス、日本HP新本社
2011年5月16日に正式オープンした日本ヒューレット・パッカード(東京・江東。以下、日本HP)の新本社ビル。「同規模サイズの標準的なビルと比べ、約40%のCO2削減を目標」とする環境ビルとして、竣工前から話題を集めていたオフィスビルだ。吹き抜け空間を利用した自然採光と自然換気、各階の外周部に設けた…
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人と人を結ぶ“大人”のオフィスへ、ミクシィ
会社の成長と共に、オフィスも変わる。ミクシィ(東京・渋谷)が2011年4月に移転した住友不動産渋谷ファーストタワー内の新本社は、どっしりした落ち着きとフォーマル感を加えた、大人っぽい空間だ。以前の若さとアットホームな感覚の同居した雰囲気のオフィスから様変わりしていた。
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社員の相反する要望を取り入れたオフィス、プラネット
木の質感をもつオフィス……。そんな言葉からイメージするインテリアは、最近だと、明るい木の地肌をそのまま生かした“カジュアルなナチュラル系空間”が多いような気がする。だから、プラネット(東京都港区)が2010年3月8日から使っている「文化放送メディアプラス」3階の新オフィスは、カジュアルさとは一線を画…
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低層大平面で行政の“見える化”、立川市庁舎
2011年2月、立川市(東京都)の新市庁舎を訪れた。野沢正光・山下設計設計共同体(JV)が手がけ、昨2010年5月6日に移転、稼働開始した建物は、地下1階・地上4階建てのプレキャストコンクリート造。大きなトップライトからの自然採光やナイトパージ(夜間換気)機能など、設備だけに依存せず、自然の力を利用…
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グッドデザイン賞の平屋で「暮らすように」働く、中川政七商店
「移転前のオフィスはお世辞にも良い環境とは言えなかった。採用で応募してくる学生に対しても、二次面接までは別会場で行い、第三次面接で初めて本社を見せていたほど。でも新しいオフィスでは、最初の会社説明会をここで実施した」――。2010年3月に新社屋へ移転した中川政七商店(本社:奈良市)の中川淳社長は、そ…
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CO2半減で年間4億円削減するエコオフィス、NEC玉川ソリューションセンター
これまでの同程度のビルに比べて、年間のCO2排出量を3132トン減らす。コスト換算では、年間3億円から4億円の削減を見込む。――2010年5月に竣工した「NEC玉川ソリューションセンター」(神奈川県川崎市)は、そんな目標を掲げてつくられた。
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自然光を生かした空間でLEED認証を取得、シティバンク銀行
シティバンク銀行青山支店は、テナント専用部を対象とする「LEED for Commercial Interiors version 2.0」でゴールド認証を取得している。プラチナ、ゴールド、シルバー、認証という4つのランクのうち、プラチナ認証に次ぐ2番目のレベルに当たる。
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“海賊船オフィス”が体現するベンチャー企業の心意気、ECナビ
オフィスは「NAVI SHIP」、社員は「NAVI CREW」。価格比較サイト「ECナビ」などのインターネットサービスを提供するECナビ(東京都渋谷区)では、オフィスと社員をこのように呼ぶ。
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スモールオフィスの大集積「the SOHO」、入居者探訪
2010年3月、東京湾岸にオープンした「the SOHO」(東京都江東区)は、その名の通りスモールオフィスを集めた賃貸ビルだ。小規模なSOHOビルなら珍しくはないが、びっくりするのは建物の規模。地上13階建てで、延べ面積はおよそ2万8000m2に及ぶ。1戸当たり約34m2から約120m2の区画を、最…
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米や野菜を育てて食べるオフィス、パソナグループ
「緑豊かな都心のオフィス空間」と聞いても特別な驚きはない。でも、栽培しているのが米や野菜となると、「おや」と思うだろう。2010年3月2日にグランドオープンした「パソナグループ」本部(東京・大手町)は、「農園」をコンセプトにつくられたオフィスだ。大和呉服橋ビルを一棟丸ごと使用している。
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見学者が続々訪れる“木のオフィス・ビル”、木材会館
東京木材問屋協同組合が建設した「木材会館」(東京都江東区)は、ムクの国産材をふんだんに使ったオフィスビルだ。2009年6月の竣工以降、建築の専門雑誌が相次いで取り上げてきたので、ご存知の読者も多いだろう。
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執務スペースは倉庫内のコンテナの上、AAB
倉庫とコンテナ。イベントなどの企画を行う「AAB」(大阪市北区)のオフィスは、ハード感あふれる要素で構成されている。とはいっても、湾岸エリアの倉庫街に位置しているわけではない。大阪の北の中心、梅田から一駅という利便性の高い立地にある。
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木製デッキと自然換気でオフィスに刺激、アシックス本社東館
神戸市のポートアイランドに誕生したアシックス本社東館。執務時間のちょっとした気分転換や、社内コミュニケーションを図る場として木製デッキを活用している。さらに自然換気を利用した省エネルギー化の推進や、人に優しい室内環境づくりといった意図もある。